電力・エネルギー

欧州裁が日独企業の上訴棄却、送電設備カルテルで

欧州連合(EU)の欧州司法裁判所は12月19日、欧州委員会から送電設備のカルテルに参加したとして制裁を科された三菱電機と東芝が、同決定を不服として提訴した問題で、カルテルに関与しなかったとする両社の主張を退け、一審に相当 […]

電力価格上昇で産業空洞化の懸念

電力価格の上昇が原因で、独製造業の空洞化がひそかに進んでいる――。ドイツ銀行は12月18日に発表したレポートでそんな警鐘を鳴らした。 \ それによると、エネルギー集約型産業の独投資額が減価償却額を上回ったのは過去17年間

EDFの原発新設への英公的支援に疑義、欧州委が調査開始

欧州委員会は12月18日、仏電力最大手のフランス電力公社(EDF)が英政府の支援を受けて同国に原子力発電所を新設する事業について、EUの公的支援ルールに違反する恐れがあるとして、調査を開始したと発表した。 EDFは10月

イベルドローラが英原発事業撤退、東芝に株式50%売却

スペイン電力大手イベルドローラは12月23日、英原発事業会社ニュージェンの株式50%を東芝に売却することで合意したと発表した。売却額は8,500万ポンド(約1億200万ユーロ)。ニュージェンの原発新設計画は、イベルドロー

リンスピード、自律走行車の新コンセプトを発表

スイスの自動車設計会社であるリンスピード(Rinspeed)は、2014年のジュネーブ国際モーターショー(3月6~16日)に、自律走行セダン「エクスチェンジ(XchangE)」の試作車を出展する。完全自動制御により運転手

リチウム空気電池、正極材を炭化チタンにすることで耐久性向上

リチウムイオン電池をしのぐ次世代の高容量二次電池として注目されているリチウム空気電池において、安定した正極材として炭化チタンが有望だとする研究結果を英セント・アンドルーズ大学と墺グラーツ工科大の研究チームが明らかにした。

水素貯蔵が容易に 酵素で水素からギ酸を生成

次世代エネルギーの有力候補の1つとして関心が高まっている水素を安定して貯蔵する新たな技術を独フランクフルト大学の2人の生物学者が開発した。ホモ酢酸生成菌(Acetobacterium woodii)の中に含まれる還元酵素

ene.field

欧州連合(EU)の欧州委員会と燃料電池水素共同実施機構(FCH JU)が共同で支援する燃料電池の実証プロジェクト。2017年までにEU加盟12カ国に約1,000台の定置用燃料電池を導入することを目指している。 \ 同プロ

バイオ燃料規制案めぐる調整難航、決着は15年以降に

欧州連合(EU)加盟国は12日のエネルギー相理事会で、食用植物のバイオ燃料への転用を規制する指令案について協議したが、意見が分かれて合意に至らなかった。これによって指令案をめぐる協議は越年が決定。成立は2015年以降にず

Voith GmbH―従業員1,000人削減へ―

機械大手の独Voith(ハイデンハイム・アン・デア・ブレンツ)は11日の決算発表で、コスト削減プログラム「Voith 150+」を発表した。市場環境の変化を受けて業績が悪化していることに対応。事業の整理や業務プロセスの改

Siemens AG―米で大型受注、風力タービン450基―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は16日、米エネルギー大手のMidAmericanから陸上風力発電用タービン448基を受注したと発表した。発電容量は計1,050メガワットで、陸上風力タービンの受注では同社史上最大

S.A.G. Solarstrom AG―経営破たん―

太陽光発電のプロジェクト会社である独S.A.G. Solarstrom(フライブルク)は13日、会社更生手続きの適用をフライブルク区裁判所に申請した。顧客からの入金とプロジェクトの遅延を受けて資金繰りが悪化。銀行などとの

欧州復興開発銀、エネルギー5カ年戦略を決定

欧州復興開発銀行(EBRD)理事会は10日、2018年末までの5カ年を対象としたエネルギー戦略を承認した。エネルギー効率向上と再生可能エネルギーの支援に力を入れる一方で、石炭関連プロジェクトについては基本的に新規融資を中

仏アルストム、チェコで発電所近代化工事を受注

仏重電大手アルストムはこのほど、チェコ電力最大手CEZ傘下の熱供給会社エネルゴトランスから発電所の近代化プロジェクトを受注した。受注金額は7億5,000万コルナ(3,000万ユーロ)。 \ 首都プラハとその周辺地域に熱と

ブルガリアBEHが東芝と交渉、原発プロジェクト参加求め

ブルガリア政府は11日、コズロドゥイ原子力発電所における原子炉1基の新設工事について、東芝を戦略投資家として迎える方向で同社と交渉を開始することを決定した。ストイネフ経済エネルギー相が明らかにした。 \ ストイネフ経済エ

バイオ燃料規制案めぐる調整難航、決着は15年以降に

EU加盟国は12日のエネルギー相理事会で、食用植物のバイオ燃料への転用を規制する指令案について協議したが、意見が分かれて合意に至らなかった。これによって指令案をめぐる協議は越年が決定。成立は2015年以降にずれ込む見通し

フィンランドのフォータム、国内送電部門を売却

フィンランドのエネルギー大手フォータムは12日、国内の送電部門を豪州、カナダのインフラ投資会社が率いるコンソーシアム(企業連合)に売却することで合意したと発表した。売却額は25億5,000万ユーロ。2014年3月末までの

独ロランジュ、中国に初の国外工場

独エンジン大手トグナム傘下で燃料噴出システムの製造・開発を手がけるロランジュ(シュツットガルト)は、中国・寧波に新工場を開設する。船舶・発電機など大型エンジンメーカー向けの燃料噴射ポンプと噴射弁を生産する。2014年第3

ハンガリー政府、独RWEのガス関連会社買収へ

ハンガリー政府が独RWEからブダペストのガス供給会社フェーガーズの株式49.8%を取得する意向だ。早ければ年内にも合意が成立する。政府に近い現地紙『マジャール・ネムゼト』が9日、フェーガーズのケンチ社長の談話として報じた

ブルガリア、来年から再可エネ税を導入

ブルガリアが来年から再生可能エネルギーに対する課税制度を導入する。電力料金の上昇を抑えるとともに、エネルギー関連の赤字を縮小する狙い。新税により1億6,000万レフの歳入増を見込む。 \ 議会が5日可決した関連法案による

EBRD、極東地域の電力インフラ近代化に融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は5日、ロシア極東地域における電力インフラの近代化に44億ルーブル(1億ユーロ)を融資すると発表した。期間は12年。EBRDがロシアにおける電力供給プロジェクトを支援するのは今回が初めてとなる

ウクライナ、風力発電が拡大

ウクライナは代替エネルギーの開発に力を入れており、なかでも風力エネルギーの利用拡大を促進している。ビジネスニュースサイト「Delo.ua」が、ウクライナ風力エネルギー協会(UWEA)のコネチェンコフ会長の話として伝えたと

東芝―独電力小売市場に参入―

東芝は4日、独不動産最大手のGAGFAHと提携して同国の電力小売市場に参入すると発表した。GAGFAHが所有する賃貸アパートに東芝製の太陽光発電システムを設置。割安な電力を居住者に直接販売する。まずは来年年3月から西南ド

Siemens AG―韓国の発電船プロジェクトに参加―

独電機大手Siemensの韓国子会社Siemens Energy Solutions は10日、現代重工業など韓国企業3社と共同で発電船を建造することで基本合意した。投資総額は9億4,000万ドル(約6億8,400万ユー

欧州スマートハウス市場、今後4年で41億ユーロに

家庭内の電子機器をネットワークで結び最適な形で稼働させるスマートハウス市場が今後、大きく拡大しそうだ。大手会計事務所デロイトが2日発表した市場調査レポートによると、欧州スマートハウス業界の売上高は2013年の17億1,8

サウジACWA、トルコで石炭開発に参画

発電所および海水淡水化施設を手がけるサウジアラビアのアACWAパワー・インターナショナルは、トルコでの石炭開発事業に参画することでトルコ発電会社(EUAS)と合意、覚書に調印した。 \ 開発の対象となるのは中央アナトリア

政権協定成立、最低賃金導入へ

ドイツの2大政党である中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)と中道左派の社会民主党(SPD)は11月27日、政権協定を締結した。今後、SPDの党員投票で承認されると、正式に発効。17日の連邦議会(下院)で第

インフレ率4カ月ぶりに上昇、11月1.3%に

ドイツ連邦統計局が11月28日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月を1.3%上回り、4カ月ぶりに増加した。物価に占める比重の大きいエネルギー(家庭用エネルギーと燃料)価格の下落幅が前月の0.5%から0.3%に

Eon SE―イタリア事業売却か―

エネルギー大手の独Eon(デュッセルドルフ)がイタリア子会社Eon Italiaの売却を検討しているとの観測が浮上してきた。経済紙『ハンデルスブラット』が11月28日付で報じたもので、間もなく売却先の模索を開始するという

RWE

独エネルギー大手RWEの英子会社Npowerは11月28日、大規模な人員整理計画を発表した。RWEグループが進める事業効率向上プログラムの一環で、顧客サービス部門のバックオフィス業務分野で1,460人を整理。人件費の低い

ブルガリア、ベレネ原発計画を再開

ブルガリア政府がベレネ原子力発電所新設計画を再開する。電力を輸出できる発電能力を長期的に確保する狙い。同時に、コズロドゥイ原発7号機新設計画も推進していく方針だ。オレシャルスキ首相(社会党)が11月30日、記者会見で明ら

生産者物価が10年3月以来の下げ幅に、10月-0.7%

ドイツ連邦統計局が20日発表した2013年10月の生産者物価指数(2010年=100)は前年同月比0.7%減の106.6に低下し、10年3月以降で最大の下落幅となった。エネルギー価格が1.9%低下したことが最大の押し下げ

Solarworld AG―Boschから工場買収―

経営難の太陽電池大手Solarworldは26日、自動車部品大手のBoschから独東部のアルンシュタットにある太陽電池工場を買収すると発表した。買収により世界市場で再びトップテン以内に返り咲くとしている。取引金額は非公開

Bard Engineering GmbH―業務停止へ―

洋上風力発電プロジェクト事業者の独Bard(エムデン)は20日、業務を停止するとともに、北海の風力発電パーク「Bard Offshore 1」を新会社Offshore Wind Solutions GmbH(OWS)に譲

RWE

独RWEの再生可能エネルギー子会社RWE Innogyは26日、英ウェールズ南部のブリストル海峡に洋上風力発電パーク「Atlantic Array」を建設するプロジェクトを中止すると発表した。海底地形と深い水深がネックと

「温効ガス排出80%削減」、再可エネ利用8割が最適

フラウンホーファー太陽エネルギー研究所(ISE)は14日に発表した報告書『ドイツ・エネルギーシステム2050』で、2050年までに温室効果ガス排出量を1990年比で少なくとも80%削減する政府目標を達成するためのエネルギ

欧州復興開発銀、ブルガリアのエネルギー事業を追加支援

欧州復興開発銀行(EBRD)は18日、ライフアイゼンバンク・ブルガリアに対し、エネルギー効率改善および再生可能エネルギープロジェクトへの貸付支援を目的とした融資拡充のため、1,500万ユーロの与信枠を追加設定したと発表し

Siemens AG―洋上風力タービン約100基を受注―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は18日、洋上風力発電用タービン97基をデンマークのエネルギー事業者DONG Energyから受注したと発表した。取引には5年間のサービスが含まれており、ロイター通信によると受注高

RWE AG―従業員7,000人を追加削減―

エネルギー大手の独RWE(エッセン)は14日の決算発表で、新たな人員削減計画を発表した。ドイツの再生可能エネルギー強化政策(エネルギー転換政策)を受けて、電力取引所での販売価格が大幅に下落。ガス・石炭発電所の稼働率も低下

チェコ電力大手CEZ、第3四半期は減収減益

チェコ国営電力会社CEZが12日発表した2013年7-9月期(第3四半期)決算は、純利益が31億コルナ(1億5,400万米ドル)となり、前年同期から49%減少した。資産の評価損や電力卸売価格の下落が利益を圧迫した。売上高

ロスアトム、砕氷船2隻の建造で入札開始

ロシアの国営原子力企業ロスアトムは、原子力砕氷船2隻の建造に関する入札を実施すると発表した。入札開始価格は774億9,500万ルーブル。入札は来月4日に締め切られ、翌5日に落札者が発表される。 \ ロシアは現在、北極海航

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