チェコ国営電力会社CEZが12日発表した2013年7-9月期(第3四半期)決算は、純利益が31億コルナ(1億5,400万米ドル)となり、前年同期から49%減少した。資産の評価損や電力卸売価格の下落が利益を圧迫した。売上高は前年同期比1%減の488億コルナだった。第3四半期が減益となったことを受け、同社は13年通期の純利益目標を従来の375億コルナから350億コルナに下方修正した。
\CEZはまた、テメリン原子力発電所の拡張工事の発注業者選定について、新政権がエネルギー戦略を策定しプロジェクトの採算が保証されるまで延期する方針を示した。テメリン原発の原子炉増設工事をめぐる入札では、東芝傘下のウエスチングハウスとロシアのアトムストロイエクスポルトが最終選考に残っている。
\CEZによると、1-9月のチェコ国内の電力消費量は43.2テラワット時で、前年同期からほぼ横ばいだった。
\(1CZK=4.95JPY)
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