IT産業

グーグル―過去最大の対独投資へ、データセンター拡充で―

米IT大手グーグルは8月31日、2030年までにドイツに10億ユーロ以上を投資すると発表した。同社の対独投資では過去最大。クラウドサービス事業強化方針の一環として同国でデータセンターを拡充するとともに、その電力をすべて再

在宅勤務から出勤への切り替えを命令できるか

コロナ禍の発生後、感染を防止するために在宅勤務を行う人が増えた。では、社員に対して一度認めた在宅勤務を取り消し、出勤に切り替えることを雇用主は命令できるのだろうか。この問題に絡んだ係争でミュンヘン州労働裁判所が8月26日

ズベル、デジタル資産プラットフォームの登録が近く完了

●ブロックチェーンを用い、デジタル資産の発行・取引を可能に ●ルーブルと連動するステーブルコイン「ズベルコイン」を発行 ロシアの国営金融・テクノロジー大手ズベルが、デジタル資産の発行・取引を可能にするブロックチェーン(分

ロシア食品大手フクースビル、フードデリバリーに進出

●同社は「食の安全」の高さで有名 ●現在、食品通販部門で国内2位のシェア ロシアの食品通販大手フクースビル(VkusVill)はこのほど、調理済み食品の配達サービスを開始したことを明らかにした。サービス名は「ズゴリャチャ

音声認識API開発 ルーマニア

人工知能(AI)を活用したオンライン音声認識API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を開発提供している。同社の強みは音声認識諸機能の性能の高さで、文字起こしの精度は競合である米グーグルの84%に対し、

シュコダ自がAI研究所を開設、オストラバ工科大学と共同運営

●学術研究の成果を実地に応用、学生には現場の経験を提供 ●同大とは後続無人隊列走行のシステム開発でも提携関係 独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は7日、オストラバ工科大学と提携して「産業用人工

ポルシェがマレーシアに工場開設、中国にはR&D拠点

独フォルクスワーゲン(VW)の高級乗用車子会社ポルシェは8月30日、アジアの事業基盤を大幅に強化する計画を発表した。中国に研究開発(R&D)拠点、マレーシアに工場を開設する。 マレーシアでポルシェ車の輸入・販売

ロシア食品大手フクースビル、フードデリバリーに進出

ロシアの食品通販大手フクースビルはこのほど、調理済み食品の配達サービスを開始したことを明らかにした。サービス名は「ズゴリャチャ」で、利用者は注文から2時間以内に温かい食事を受け取ることができる。メニューは15種類のみだが

仏ミシュラン、タイヤのネット通販大手を完全子会社化

仏タイヤ大手のミシュランは8月25日、タイヤのネット通販大手アロプヌ(Allopneus)への出資比率を40%から100%へ引き上げると発表した。国内の電子商取引(EC)市場における地位を強化するのが狙い。競争当局の承認

蘭ヒアの位置情報共有ハブ、米気象情報サービス企業が参加

蘭デジタル地図大手のヒア・テクノロジーズは8月23日、位置情報共有ハブ「ヒア・マーケットプレイス」に米気象情報サービス企業のウェザー・オプティクスが参加すると発表した。主に物流業界やサプライチェーンを対象に、気象状況を踏

ポルシェ―アジアに初の工場、中国にはR&D拠点―

フォルクスワーゲン(VW)の高級乗用車子会社ポルシェは8月30日、成長市場のアジアでプレゼンスを大幅に強化する計画を発表した。中国に研究開発(R&D)拠点、マレーシアに工場をそれぞれ開設する。 マレーシアでポル

独メーカーの3分の2がI4.0で後れを自覚

製品開発、製造、物流、顧客関係のネットワーク化を情報通信技術(ICT)の活用を通して推進するインダストリー4.0(I4.0)の構想がハノーバー産業見本市で発表されてから今年で10年を迎えた。独メーカーの62%がこの間、I

米アプティオ、ポーランドにイノベーションセンター開設

●センターはテック企業の集まるクラクフに設置 ●年内に約40人のチーム組み、ソフト開発や製品設計などを行う TBM (IT投資の分析、プランニング、コスト最適化)ソリューション大手の米アプティオはこのほど、ポーランド南部

エドテック、オンライン学習 リトアニア

高校生向けのオンライン授業プラットフォームを開発運営している。講師1名に対し複数名の受講生を割り当てることにより、平均的なマンツーマン指導に比べ料金を5分の1程度に設定しており、経済的に受講が困難な生徒も質の高い授業を受

対ルーマニアFDI、自動車企業の投資目立つ

●生産拠点のみならず研究開発拠点としても脚光 ●米フォード、独ポルシェなどの投資計画が注目 対ルーマニアの直接投資(FDI)で自動車関連企業の重要性が高まっている。同国の工業生産高に占める自動車の割合は23%と、現時点で

米ノートン、チェコ同業を80億米ドル超で買収

●アバストのユーザー数は4.3億人、合併後は5億人に拡大 ●セキュリティ市場の成長を追い風に業界大手として地盤を強化 セキュリティ対策ソフト大手の米ノートン・ライフロックは10日、チェコ同業アバストを81億~86億米ドル

ルーマニアのソフト開発大手、提携先を買収

●フォーテックは業務デジタル化サービスの需要取り込みを狙う ●昨年の売上高は3350万ユーロ、今年は4000万ユーロ達成目指す ルーマニアのソフトウエア開発企業フォーテック(Fortech)は18日、提携している同国のI

ルーマニアのクラスターパワー、HSDCに着工

●投資額1.7億レウ(3,500万ユーロ)の半分弱を政府が助成 ●自家発電設備は日立ABBパワーグリッドなどが供給 ルーマニアの新興企業クラスターパワーはこのほど、クラヨバ近郊のミスキーでハイパースケールデータセンター(

チェコのPEファンド、クロアチアのネット通販大手に投資

●クロアチアの「バザール」は獲得資金を国外展開に投入 ●デロイト「新興国市場におけるテック系高成長企業500」に選出 チェコのプライベートエクイティファンド、EMMAキャピタルグループはこのほど、クロアチアのネット通販大

美容業界向けマネジメント・プラットフォーム開発 リトアニア

美容業界で働く個人事業主向けのマネジメントアプリを開発している。事業主とクライアントを同社が運営するプラットフォーム上で結び付け、サービスの予約や確認、決済をできるようにする。オンライン予約機能により、事業主にとり時間的

ヘラー―仏同業フォルシアに身売り―

自動車部品大手の独ヘラーは14日、仏同業フォルシアが同社を買収することで合意したと発表した。ヘラーのオーナー一族が保有株60%をすべて売却するほか、フォルシアがヘラーの残り40%を対象に株式公開買い付け(TOB)を実施す

ボッシュ―電池製造装置事業に参入―

自動車部品を中心にIoT事業を展開する独ボッシュは12日、車載電池製造装置事業に参入すると発表した。車両の電動化を背景に電池需要が急増し、製造装置のニーズも大幅増加が見込まれることから、新規事業を立ち上げる。 自動車用電

英ボーダフォン、EUでのローミングに課金

英携帯電話サービス大手のボーダフォンは9日、同社の顧客がEU加盟国など他の欧州諸国で携帯電話を使用する際に発生する国際ローミング料金の無料化を廃止すると発表した。英国のEU離脱に伴うもので、アイルランドでの利用を除いて2

独自動者部品大手ヘラー、仏フォルシアに身売り

自動車部品大手の独ヘラーは14日、仏同業フォルシアが同社を買収することで合意したと発表した。創業者一族が保有する株式60%をすべて売却するほか、フォルシアが残る株式40%を対象に株式公開買い付け(TOB)を実施する。フォ

ロシア初のデジタル造船所、12月までに着工

●カレリア共和国・ペトロザヴォーツクのオネガ造船所に設置 ●I4.0を導入し、特定船舶の建造で世界大手を目指す ロシア北西部に位置するカレリア共和国のアルトゥール・パルフィーンチコフ知事は2日、ペトロザヴォーツクのオネガ

極東のシリコンバレー~ロシア

プーチン大統領の肝いりで進められているロシア版シリコンバレー計画。モスクワ郊外のスコルコボ・センターはよく知られているが、実は日本に近いところにもその拠点が整備されつつある。ウラジオストクと橋で結ばれるルースキー島がその

楽天―独社の5G通信網構築へ―

楽天は4日、独通信サービス大手ユナイテッド・インターネット傘下の1&1から5G通信網の構築を受注したと発表した。自由度の高いオープンRAN技術を用いて欧州初の完全モバイルネットワークを築く。同社が日本で培った技

MAN―巻き込み事故防止システムを販売―

独フォルクスワーゲン(VW)傘下のトラック大手MANは高速道路の休憩所で4日開催したイベントで、巻き込み事故防止システム「オプティビュー」をオプション販売すると発表した。ミラーでは死角になってしまう周囲の空間をカメラとデ

シーメンス・モビリティ―ソフト会社を買収―

独電機大手シーメンスは5日、鉄道設備・車両子会社シーズン・モビリティがオランダの公共交通機関向けソフトウエア企業Sqillsを完全買収することで合意したと発表した。定期収入を安定的に確保できる事業モデルの構築に向けてデジ

ギデオン―ドイツ鉄道などから資金調達―

自律搬送ロボットを開発するクロアチアのスタートアップ企業ギデオン・ブラザーズは3日、「シリーズA」の投資ラウンドで新たに2,690万ユーロを調達したと発表した。リードインベスターは米コッホ・インダストリーズ。ドイツ鉄道グ

シーメンス―業績見通し引き上げ=3度目―

電機大手の独シーメンスは5日の決算発表で2021年9月通期の業績見通しを引き上げた。上方修正は3度目。売上成長率を為替と買収・売却調整後の実質で「9~11%」から「11~12%」、税引き後利益を「57億~62億ユーロ」か

チェコの大学と警察、雑踏監視用システムを共同開発

●ニューラルネットワークによりドローンの撮影映像を自動分析 ●「通常の人の動き」をモデル化し、異なる動きを検知 チェコのブルノ工科大学と地元の警察が、ドローンを用いた雑踏警備でいち早く異常を感知できるよう、人間の脳の神経

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