半導体開発の独Dialog Semiconductor(キルヒハイム・ウンター・テック)は2日、米同業iWattを買収すると発表した。製品の幅を広げ米Appleへの依存度を引き下げる狙い。取引金額は最大3億4,500万ドルで、同社はまず3億1,000万ドルを支払い、買収後の業績に応じて最高3,500万ドルを追加する。
\iWattはスマートフォン・タブレットPC充電器や発光ダイオードの制御用半導体を手がけており、顧客にはSamsungやNokia、Osramが名を連ねる。従業員数は180人。昨年は売上高を前年比46%増の7,400万ドルに拡大、粗利益率49%を確保した。
\Dialog Semiconductorは昨年の売上高が7億7,400万ドルで、その4分の3以上をAppleとの取引が占めた。このためAppleの成長に陰りが出た昨冬から今年初にかけて株価が下落。Apple依存からの脱却が大きな課題となっている。
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