ソニーやワーナー・ブラザーズなどの大手映画会社6社は、クラウドベースの映画配信サービス「Ultraviolet（UV）」を今秋からドイツとフランスで開始する予定だ。ソニー・ピクチャーズ・ホーム・エンタテインメントのデビッド・ビショップ社長が独『ハンデルスブラット』紙に明らかにした。
\UVは映画業界とデジタル・コンテンツ配信の標準化団体であるDigital Entertainment Content Ecosystem（DECE）が立ち上げたクラウド型の配信サービスで、Appleが手がける配信サービス「iTunes」に対抗する狙いがある。ユーザーはブルーレイディスクを購入して添付のコードをインターネットで登録すると、スマートフォンやパブレットPC、パソコン、スマートテレビなど複数の端末を用いていつでもどこでも視聴できる。現在は米国、カナダ、英国、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドで利用できる。利用者数は1,250万人。
\独仏での料金は伏せているものの、ビショップ社長は米国の料金を参考に決定することを明らかにした。UVサービス付きブルーレイディスクの米国での市販価格は17.99ドルが一般的。
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