経済産業情報

ライン川の水位低下、物流に今後支障も

ライン川の水位が大幅に低下している。降水量が極めて少ないためだ。ドイツ連邦水理研究所(BfG)は、今後2週間は低下が続くと指摘しており、物流に支障が出る可能性がある。 ライン川は穀物や石炭、石油、化学品などを運ぶ重要なル […]

ルフトハンザが夏季ダイヤ2000便を追加運休

航空大手の独ルフトハンザは13日、7~8月の運休本数を2,000便、拡大することを明らかにした。同社はすでに4,000便弱の運休を明らかにしていることから、約6,000便に増える計算だ。フライト計画を安定的に実行するため

オミクロン株対応ワクチン、今秋に接種開始

ドイツ連邦保健省は15日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンの接種を今秋に開始する見通しを明らかにした。少なくとも2種類を提供する。 現在の新型コロナワクチンは武漢で見つかった野生株に基づいて開発された。

5月のスタンド売上、2月比で実質12%減少

独立系ガソリンスタンドの5月の売上高が価格・営業日数・季節調整後の実質で2月を11.7%下回ったことが、ドイツ連邦統計局の発表で分かった。燃料価格の高騰を受けて消費者が購入を控えたことが反映されている。販売量は11.7%

IGメタルが8%ベア要求を決定

独金属労組IGメタルは11日、9月に始まる電機・自動車・機械業界の労使交渉で8%の賃上げを要求することを正式決定した。現在の高インフレが賃金物価スパイラルに発展することを警戒する政府は大幅なベースアップの見合わせを求めて

上期消費電力の約半分は再生エネ

ドイツの上半期の電力消費量2,810億キロワット時(kWh)に占める再生可能エネルギーの割合は約49%(暫定値)に上ったことが、バーデン・ヴュルテンベルク太陽エネルギー・水素研究センター(ZSW)と独エネルギー水道産業連

料理宅配でカルテルか、欧州委が2社に立ち入り調査

欧州連合(EU)の欧州委員会は6日、オンラインで料理などの注文を受けて宅配するオンライン・フードデリバリー市場で、複数の域内企業がカルテルなどEU競争法に違反している疑いがあるとして立ち入り調査を実施したと発表した。対象

鉄道輸送の削減をDBが化学業界に要請

鉄道を用いた貨物輸送を削減するようドイツ鉄道(DB)が化学業界に要請している。独化学工業会(VCI)のクリスティアン・クルマン会長(エボニック社長)が6日の記者会見で明らかにした。DBの貨物輸送子会社DBカーゴから数日前

機械業界が中国のゼロコロナ政策を批判

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は7日、新型コロナウイルスの感染を封じ込めるため中国政府が取っている極端に厳しい「ゼロコロナ政策」を受け、対中貿易・投資が極めて困難になっているとの声明を発表した。無期限かつ長期の隔離義務、

機械業界の先行き見通し悪化

Ifo経済研究所が8日発表した独機械業界の6月の期待指数(今後6カ月の見通しを示す)はマイナス23.3ポイント(DI)となり、前月のマイナス17.9ポイントから一段と悪化した。サプライチェーンひっ迫のほか、ロシアのウクラ

電機業界の景況感4カ月ぶりに好転、5月受注は+23%

独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した6月の業界景況感指数(DI)は20.3ポイントとなり、前月の15.7ポイントから上昇した。同指数の好転は4カ月ぶり。現状判断を示す指数が45.4ポイントから50.5ポイント、今後

現代・起亜などに立ち入り調査、排ガス不正容疑で

韓国の現代自動車と同子会社の起亜自動車、および米サプライヤー大手ボルグワーナーの事務所を対象にドイツとルクセンブルクの検察当局が6月28日、それぞれ立ち入り調査を実施した。現代と起亜のディーゼル車に違法な排ガス制御ソフト

製造業の材料・部品不足、年内解消見通しの業界なし

製造業のサプライチェーンひっ迫は当面、続く見通しだ。Ifo経済研究所が独メーカーを対象とする6月のアンケート調査結果をもとに29日発表したところによると、「材料・部品不足が今後、どの程度の期間、続くと思いますか」との質問

ガソリン2.8ユーロで50%超が運転見合わせ

ガソリンの価格が1リットル当たり2.80ユーロに達するとドイツのドライバーの50%超が運転を見合わせざるを得なくなることが、自動車部品大手コンチネンタルのアンケート調査で分かった。エネルギーを含む物価の高騰を背景に移動費

ガス消費量が大幅減少、5月は-35%

独エネルギー水道産業連合会(BDEW)は6月30日、天然ガスの1~5月の国内消費量が前年同期比14.3%減の4,600億キロワット時(kWh)へと大幅に減少したことを明らかにした。比較対象の2021年に比べ春が温暖で暖房

新車登録の低迷続く、6月は-18%

ドイツ連邦陸運局(KBA)が5日発表した6月の乗用車新車登録台数は前年同月比18.1%減の22万4,558台となり、下げ幅は前月(10.2%)を大きく上回った。減少は4カ月連続。半導体不足による生産低迷がこれまでに引き続

機械受注5月は13%増加

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した同国の5月の機械新規受注高は前年同月を実質13%上回った。増加は3カ月ぶり。比較対象の2021年5月は受注水準が極めて低かったことからその反動で増加幅が膨らんだ。大型受注もプラ

「22年小売売上は実質2%減少」=業界団体

独小売業中央連盟(HDE)は5日、2022年の業界売上高が物価調整後の実質で前年を2%下回るとの予測を発表した。インフレ高進とエネルギー価格の高騰を受け、消費者景況感が歴史的な低水準に落ち込んでいるため。会員企業を対象に

温効ガス六フッ化硫黄の調達量、21年は1.4%増加

温室効果が最も高い六フッ化硫黄(SF6)の調達量がドイツで増加した。連邦統計局によると、同国内で活動する企業などが2021年に購入したSF6の総量は743.2トンとなり、前年比で1.4%増えた。中間販売事業者が37%増、

機械メーカーの9割でサプライチェーンに支障

ドイツの機械メーカーの87%が現在、サプライチェーンに「大きな」ないし「深刻な」支障を抱えていることが、業界団体VDMAが21~23日に実施した会員企業アンケート調査で分かった。4月上旬の前回調査から8ポイント増加。昨年

ルフトハンザが夏季ダイヤ2200便を追加運休

航空大手の独ルフトハンザは23日、今夏の運休本数を拡大することを明らかにした。同社は今月上旬、空港の人手不足を理由に7月のダイヤを計900便、間引きすると明らかにしたばかり。管制官のストライキや新型コロナウイルス感染に伴

ドイツの銀行支店、2年連続で約10%減少

ドイツの全銀行の支店数が2021年は2万1,712カ所となり、前年比で9.9%減少したことが、連邦銀行(中銀)の27日の発表で分かった。20年も前年比9.6%減の2万4,100カ所と10%近く落ち込んでいる。オンラインバ

住宅価格の上昇鈍る

ドイツ連邦統計局が24日発表した1-3月期の住宅価格指数(暫定値)は前期比0.8%増だった。上げ幅は昨年7-9月期の4.1%、同10-12月期の3.1%に比べ大幅に縮小している。需給のひっ迫は続いているものの、住宅金利の

中小メーカーに再生エネ供給へ、RWEとコメ銀が協業

ドイツのエネルギー大手RWEと金融大手コメルツ銀行は20日、洋上風力発電事業を共同実施することで基本合意したと発表した。大手メーカーに比べ電力消費量が小さい中小メーカー向けに再生可能エネルギー電力を提供。これらの企業が炭

太陽光発電容量が1年で10%増加

ドイツの太陽光発電容量が3月に5万8,400メガワット(MW)となり、前年同月比で9.7%増加したことが、連邦統計局の発表で分かった。2018年1月に比べると38.3%増えている。 1-3月期の太陽光発電量は約88億キロ

独新車登録予測、VDAが2度目の下方修正

独自動車工業会(VDA)は20日、2022年の国内乗用車新車登録台数を従来予測の前年比5%増の275万台から同3%増の270万台へと引き下げた。下方修正は5月初旬に次いで2度目。当初は280万台を予想していた。受注は好調

アウディが中国BEV企業を提訴、NIOのSUVは商標権侵害と批判

高級車大手の独アウディが中国の電気自動車(BEV)メーカー上海蔚来汽車(NIO)をミュンヘンの裁判所に提訴した。経済紙『ハンデルスブラット(HB)』が報じたもので、NIOのSUVがアウディの商標権を侵害しているとしている

電機輸出の増加幅が縮小、4月は1.9%に

電気電子工業会(ZVEI)が15日発表したドイツの4月の電機製品輸出高は前年同月比1.9%増の177億ユーロに拡大したものの、増加幅はこれまでに比べ小さかった。1~4月の累計は755億ユーロで、前年同期を4.3%上回って

粗鋼生産3カ月連続減少、5月は-11.5%に

独鉄鋼業界団体シュタールが21日発表した5月の粗鋼生産高は324万2,000トンとなり、前年同月を11.5%下回った。減少は3カ月連続。高炉鋼が13.6%減の219万3,000トン、電炉鋼が6.6%減の104万9,000

鉄鋼業界で30年来の大幅ベア

独鉄鋼業界の労使は14日、北西部地区(ノルトライン・ヴェストファーレン、ニーダーザクセン、ブレーメン)の賃金を8月から6.5%引き上げることで合意した。インフレ高進を受け30年来の大幅ベースアップとなった。期間は2023

DHLが小包料金を7月に値上げ

ドイツポストの小包子会社DHLは13日、個人顧客向けの配達料金を7月1日付で引き上げると発表した。輸送費用、人件費、その他の費用の上昇を顧客に転嫁する。 国内小包の最も安い料金カテゴリーである「DHLペックヒェンS」は3

1-3月期ガス発電17%減少、石炭と再生エネは2ケタ増に

ドイツの1-3月期の天然ガス発電量(送電網への供給ベース)が前年同期比17.0%減の187億キロワット時(kWh)へと大幅に低下したことが、連邦統計局の発表で分かった。ロシア産の供給減を背景にガス価格が高騰したことが反映

電機受注4月も2ケタ増に、景況感は3カ月連続で悪化

電気電子工業会(ZVEI)が9日発表した独電機業界の4月の新規受注高は前年同月を11.8%上回った。2ケタ増は5カ月連続。ロシアのウクライナ侵攻(2月24日開始)で景気の見通しが不透明になったにもかかわらず3月以降も2ケ

建材不足度が過去最高に、建設費用膨張でキャンセル増加

建設資材不足が深刻化している。Ifo経済研究所の5月の企業アンケート調査によると、建材が不足しているとの回答は建築業界で前月比2.4ポイント増の56.6%に達し、調査を開始した1991年以降の最高を記録した。土木業界も4

機械受注が2カ月連続で減少、4月は-7%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した同国の4月の機械新規受注高は前年同月を実質7%下回った。減少は2カ月連続。ウクライナ戦争やサプライチェーンの逼迫、中国の景気低迷が響いた。 国内受注が17%減と大きく落ち込んだ

工作機械業界が生産予測引き下げ

ドイツ工作機械工業会(VDW)は5月31日、独業界の今年の生産成長率予測を引き下げた。サプライチェーンのひっ迫を受けたもので、従来予測の14%から8%へと下方修正した。 1-3月期の新規受注高は前年同期を44%上回った。

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