企業情報

シーメンス―12年ぶり純赤字計上―

電機大手の独シーメンスが11日発表した2022年4-6月期(第3四半期)決算の純損益は16億5,500万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(13億5,200万ユーロ)から大幅に悪化した。赤字計上は12年ぶり。関連会社シー […]

フォルクスワーゲン―次期社長がeフューエル実用化に意欲―

自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の次期社長に9月1日付で就任予定のオリファー・ブルーメ氏(子会社ポルシェの社長)が合成燃料「eフューエル」の車両投入に意欲を示している。同氏は業界紙『アウトモビルボッヘ』に、電気自動車

ネクスト・イーゴー―北マケドニアにBEV工場設置―

電気自動車(BEV)の独スタートアップ企業ネクスト・イーゴー・モバイルは15日、北マケドニアに工場を設置すると発表した。すでに工事を開始しており、2024年10-12月期に稼働を開始する予定。年間で最大3万台を生産し、国

SAFホラント―同業ハルデックスへのTOBに成功―

ルクセンブルクに本社を置く商用車部品大手のSAFホラントは18日、スウェーデンの自動車部品メーカー、ハルデックスに対する株式公開買い付け(TOB)が成功したと発表した。同社はTOB期間を今月末まで延長し買取提案に応じなか

フォルクスワーゲン―7月グループ販売横ばいに―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が12日発表した7月のグループ新車販売台数は72万5,400台となり、前年同月と同水準を保った。これまでは半導体不足に伴う生産調整で販売減が続いていたが、サプライチェーンの改善を受

インフィニオン―SiCウエハー調達で複数年契約―

半導体大手の独インフィニオンは23日、米光学部品大手ツーシックス(II-VI)からSiC半導体ウエハーを複数年に渡って調達することで合意したと発表した。戦略的に重要な半導体材料を安定的に確保し、サプライチェーンの強靭性を

昭和電工マテリアルズ―独断熱部品子会社を売却―

昭和電工マテリアルズは9日、断熱部品の製造・販売を手がける独子会社イゾライトを、独投資会社セルティナ・グループに売却することで合意したと発表した。昭和電工マテリアルズは来年1月に親会社の昭和電工と新会社レゾナックに統合す

コベストロ―アジアで再生ポリカ6万トン体制へ―

化学大手の独コベストロは19日、アジア太平洋市場での再生ポリカーボネート供給量を2026年までに6万トン超とする計画を発表した。電機製品や自動車、消費財などで需要が拡大していることに対応するとともに、自社の活動に伴う二酸

アディダス―中国のコロナ規制や不買運動に苦慮―

スポーツ用品世界2位のアディダスが中国事業で大きな問題を抱えている。2022年4-6月期の世界売上高が10.2%増の55億9,600万ユーロと2ケタ成長を確保するなか、同国売上は大幅に縮小。主要市場のなかで唯一、落ち込ん

塩野義―独社の膝関節症治療薬、日本での独占販売権取得―

塩野義製薬は4日、独製薬大手グリューネンタールが開発している変形性膝関節症の疼痛治療薬「レシニフェラトキシン(RTX)注射剤」についてライセンス契約を締結したと発表した。日本での独占販売権を取得。製造販売承認の取得後、製

ルフトハンザ―1万人を新規採用、フライトの混乱受け―

航空大手の独ルフトハンザは4日の決算発表で従業員数の大幅拡大方針を表明した。コロナ禍で大規模な人員削減を実施した結果、旅客需要の回復に対応できず、欠航や運休など大きな支障が出ていることを受けた措置。今後1年半で約1万人を

ランクセス―スコープ3の炭素中立を50年までに実現へ―

化学大手の独ランクセスは4日、原料などの調達と自社製品の販売に伴い発生する「スコープ3」レベルの温室効果ガス排出量を2050年までにゼロへと引き下げる目標を打ち出した。自社の活動で直接発生する「スコープ1」と、外部から購

エボニック―天然ガスの40%をLPGなどで置き換え―

特殊化学大手のエボニックは8日、ドイツ国内での供給不足が懸念されている天然ガスについて自社工場での使用を最大40%、他のエネルギー源に置き換えることができると発表した。生産に大きな支障は出ないとしている。クリスティアン・

三菱製紙―独工場を年末に閉鎖―

三菱製紙は5日、独北部のフレンスブルクにある工場を今年末で閉鎖すると発表した。エネルギー価格の高騰など収益が圧迫されていることを受けた措置。収益力強化に向け生産を統廃合する。 同社は完全傘下の現地法人三菱ハイテクペーパー

コベストロ―積層造形材料事業を売却―

化学大手の独コベストロは8日、積層造形材料事業を米・イスラエル系の3D印刷機メーカー、ストラタシス(Stratasys)に売却することで合意したと発表した。製品ポートフォリオを最適化する戦略の一環。トーマス・テッパー取締

現代自動車―燃料電池トラックを独に輸出―

現代自動車は2日、燃料電池トラック「エクシエント フューエルセル」をドイツに輸出すると発表した。同モデルを独向けに出荷するのは初めて。欧州最大のトラック市場である同国に投入することで販売に弾みをつける考えだ。 物流、製造

BMW―4-6月期販売減も売上は大幅増に―

高級車大手の独BMWが3日発表した2022年4-6月期(第2四半期)決算の売上高は347億7,000万ユーロとなり、前年同期を21.6%上回った。華晨中国汽車(ブリリアンス)との合弁会社、BMWブリリアンス・オートモーテ

メルセデスベンツ―22年予測を引き上げ―

高級車大手の独メルセデスベンツは7月27日、2022年12月期の業績予測を引き上げた。上半期決算が好調だったためで、売上高を従来予測の前期を「やや上回る」から「大幅に上回る」へと上方修正。営業利益(EBIT)も「前期並み

メルセデスベンツ―BEV生産に向けハンガリーに巨額投資―

独高級車大手メルセデスベンツがハンガリー中部にあるケチケメート工場の生産能力増強に4,000億フォリント(約10億ユーロ)を投資する。電気自動車(BEV)専用の次世代プラットフォームを用いた車両生産に向けたもの。シーヤー

RWE―利益予測を大幅引き上げ―

エネルギー大手の独RWEは7月27日、2022年12月期の利益見通しを大幅に引き上げた。エネルギー取引事業が予想外に好調なほか、電力料金が値上がりしたことが大きい。同社は競合ユニパーと異なりロシアから天然ガスを調達してい

ルフトハンザ―シェルからSAF調達へ―

航空大手の独ルフトハンザは1日、石油大手の英シェルから持続可能な航空燃料(SAF)を調達することで基本合意したと発表した。フライトに伴う二酸化炭素(CO2)の排出量を削減する狙い。販売する航空燃料の10%を2030年まで

バイエル―米農業テックを買収―

農業化学大手の独バイエルは1日、米農業テック、カバークレス(CCI)への出資比率を65%に拡大し、子会社化することで合意したと発表した。CCIが開発中の技術は農業の脱炭素化、窒素肥料の投入削減のほか、農家の収入増につなが

ショット―医薬包装材事業を分離、IPO視野に―

特殊ガラス大手の独ショットは1日、医薬品包装材事業を法的に分離すると発表した。利益を伴う成長を加速させるとともに、資金調達の選択肢を増やす考え。新会社の新規株式公開(IPO)を視野に入れている。フランク・ハインリヒト最高

コベストロ―利益予測引き下げ、価格転嫁しきれず―

化学大手の独コベストロは2日の決算発表で2022年12月期の営業利益(EBITDA)見通しを引き下げた。原料価格の高騰と世界経済の減速を踏まえたもので、従来予測の「20億~25億ユーロ」から「17億~22億ユーロ」へと下

フォルクスワーゲン―ディース社長を更迭―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループは22日、ヘルベルト・ディース社長(63)の退任を発表した。従業員との軋轢をたびたび引き起こしてきたうえ、CASE時代のカギを握る車載OSの開発が混迷しグループ全体に大きな

ダイムラー・トラック―電気ごみ収集車の量産開始―

ダイムラー・トラックは22日、バッテリー式電気ごみ収集車「eエコミック」の量産を開始すると発表した。同社がごみ収集車の電気自動車(BEV)モデルを量産するのは初めて。特殊トラック事業の統括責任者は、市町村は炭素中立の車両

BASF―日本で正極材の生産能力拡大―

化学大手の独BASFは20日、日本で展開する戸田工業との合弁会社BASF戸田バッテリーマテリアルズ(BTBM)でハイ・ニッケル系正極材料(CAM)の生産能力を増強すると発表した。需要の拡大に対応するとともに、日本でのサプ

コンチネンタル―ロシア事業で評価損―

自動車部品大手のコンチネンタルは20日、2022年4-6月期(第2四半期)決算の一部データ(暫定値)を公表し、ロシア事業で評価損7,500万ユーロを計上したことを明らかにした。ロシアへの追加制裁に伴い主にタイヤ部門で計上

ABB―ロシアから撤退―

スイスの重電大手ABBは21日、ロシア市場からの撤退を発表した。ウクライナへの軍事侵攻を受けた措置。すでに2月の戦争開始以降、同国での新規受注を停止し、現地顧客との既存契約に従い業務を履行するにとどめていた。撤退に伴い、

シーメンス・エナジー―洋上風力発電用の変電設備を受注―

エネルギー設備大手の独シーメンス・エナジーは21日、洋上風力発電用の変電設備を蘭送電大手アンプリオン・オフショアから受注したと発表した。受注額は1億ユーロのケタ台の後半。洋上風力発電の送電網接続分野では同社史上最大の額だ

トルンプ―半導体需要の拡大が追い風に、20%増収確保―

工作機械・レーザー大手の独トルンプは21日、2022年6月通期の売上高が前期比20%増の42億ユーロ(暫定値)と大幅に伸びたことを明らかにした。40億ユーロを超えるのは初めて。サプライチェーンの世界的な混乱の影響を強く受

ドイツ鉄道―長距離線の内燃機関車、バイオ燃料に切り替え―

ドイツ鉄道(DB)は長距離路線に投入している内燃機関車の燃料を軽油からバイオ燃料へと全面的に切り替える意向だ。長距離鉄道部門のシュフェファニー・ベルク取締役(マーケティング担当)が20日、明らかにした。 長距離列車の大半

シェフラー―同業エバリックスを買収―

軸受大手の独シェフラーは25日、スウェーデン同業エバリックスを投資会社トリトンから取得することで合意したと発表した。高い成長が見込まれる産業向けリニア軸受事業を強化する。 約5億8,200万ユーロで買収する。これには純債

ドイチェ・ギガネッツ―ドイツ銀の資産運用子会社が出資―

ドイツ国内で光ファイバー通信網の構築を進めるドイチェ・ギガネッツは22日、ドイツ銀行の資産運用子会社DWSが同社に資本参加すると発表した。出資額と出資比率は明らかにしていない。取引の成立には欧州連合(EU)欧州委員会の承

バイエル―男性ホルモン治療薬を売却―

製薬大手の独バイエルは14日、男性ホルモン治療薬「ネビド」の権利を独同業グリューネンタールに譲渡することで合意したと発表した。事業を画期的な製品分野に絞り込む方針に基づく措置。売却益を新製品の開発に充てる意向だ。年内の取

ドイツテレコム―独墺の電波塔事業を売却―

電気通信大手のドイツテレコムは14日、ドイツとオーストリアの電波塔事業(GDタワーズ)を米投資会社デジタルブリッジとカナダの資産運用会社ブルックフィールドに売却することで合意したと発表した。移動通信サービス業界では5G投

ボッシュ―半導体に30億ユーロ投資―

IoT大手の独ボッシュは13日、半導体事業の強化方針を打ち出した。市場の拡大が見込まれるほか、欧州連合(EU)が同産業の育成に重点的に取り組んでいることを受けた措置。EUの「欧州の共通利益に適合する重要プロジェクト(IP

ユニパー―政策金融機関の全融資枠を利用へ―

ロシア産天然ガスの供給削減で資金繰りが急速に悪化している独エネルギー大手ユニパーは18日、政策金融機関KfWの全融資枠20億ユーロを利用することを申請したと発表した。親会社であるフィンランド国有同業のフォータムが提供した

BMW―組立中の車両が自動走行、韓社などとプロジェクト―

乗用車大手の独BMWは19日、組み立て中および完成後の車両が工場内を自動走行するプロジェクトを韓国、スイスのスタートアップ企業と共同実施すると発表した。構内物流を効率化する狙い。 「工場内自動走行(AFW)」という名のプ

オペル―中型車インシグニアの生産を年内終了―

欧米自動車大手ステランティスの独子会社オペルが、リュッセルスハイム工場で行っている中型車「インシグニア」の生産を年内に終了する。経済情報サイト『ビジネス・インサイダー』が報じ、ステランティスが15日に追認した。 インシグ

ティッセンクルップ―NSKとの合弁で過半数資本取得か―

独複合企業ティッセンクルップは、日本精工(NSK)と共同設立する予定の合弁会社の過半数資本を握る考えのようだ。経済紙『ハンデルスブラット』が消息筋の情報として19日、報じた。同社は報道内容へのコメントを控えている。 両社

ザルツギター(鉄鋼)―低CFPの圧延鋼板開発などで提携―

鉄鋼大手の独ザルツギターと鋼板大手の独ヴェルツホルツは15日、生産工程で発生する二酸化炭素(CO2)の量が少ない低カーボンフットプリント(CFP)の圧延鋼板開発と供給で提携合意したと発表した。製品ライフサイクル全体を通し

フォルクスワーゲン―グループ上期販売22%減少―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が15日発表した上半期のグループ新車販売台数は前年同期比22.2%減の387万5,100台と大きく落ち込んだ。半導体不足、ロシアのウクライナ侵攻、中国のロックダウンが響いた格好。電

フィースマン―ポーランドにヒートポンプ工場―

暖房機器大手の独フィースマンは14日、ポーランド南西部のレグニツァで新工場の定礎式を行った。ロシアのウクライナ侵攻を受け、外部地域へのエネルギー依存度を引き下げる必要性が欧州で急速に高まっていることから、それに貢献するヒ

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