東欧市場における自動車工業界の動き

トルコ、中国産EVの輸入関税を引き上げ

●関税率を40ポイント引き上げ、実質販売価格を引き上げる狙い ●トルコでは今月、初の国産EVが発売予定 トルコは3日、中国から輸入されるバッテリー型電動車(BEV)の関税率を40ポイント引き上げた。トルコ初の国産EVが近

VWの露カルーガ工場、地場の自動車販売大手が買収か

●当局やVWは売却報道を追認せず ●カルーガ工場はVWのロシア最後の工場 ロシアの自動車販売大手アビロン(Avilon)は、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)がモスクワ南西のカルーガに持つ完成車工場を買収する方針だ。

トヨタ、チェコの小型車工場で生産再開

●コリーン工場は中国からの部品不足により先月31日に操業停止 ●同工場では「ヤリス」と、下位モデル「アイゴ」を生産 トヨタ自動車は2月27日、チェコ中部コリーンの小型車工場で生産を部分再開した。同工場は中国から調達する部

イランの自動車大手、ロシアから4万5,000台を受注

●サイパーとBMグループの取引規模は4億5,000万米ドル ●シャーヒン、クウィーク、サイナーの3モデルを輸出 イラン2位の自動車メーカー、サイパー(SAIPA)はこのほど、ロシアのBMグループから自動車4万5,000台

「空飛ぶ車」のエアロモービル、破産申請へ

●投資市場のネガティブな状況により資金獲得に失敗と説明 ●今後は規模を縮小して「空飛ぶ車」事業を継続するもよう 「空飛ぶ車」を開発するスロバキアのエアロモービル(AeroMobil)は20日、研究開発の継続に向けた新たな

チェコのシュコダ自が生産調整、半導体部品不足で

●国内3工場でシフトを削減、生産中止は行わない ●今年下期に生産状況は改善と予想 独フォルクスワーゲンのチェコ子会社、シュコダ自動車が生産調整を行う。同社労働組合が2日明らかにしたもので、半導体部品の不足が理由。生産中止

アフトワズが塗料不足、「ラーダ」の選択肢は2色だけに

●欧米の制裁で塗料の調達が困難に ●むしろ部品不足が深刻との指摘も ロシア自動車最大手のアフトワズが塗料不足に陥っている。対ウクライナ侵攻を機に発動された欧米諸国らによる制裁が原因だ。欧州サプライヤーから調達できなくなる

露アフトトル、奇瑞汽車の低価格モデルを受託生産

●年内に「Kaiyi」ブランドの計4モデルを生産 ●今年は自動車約5万台を生産する見通し ロシア自動車大手アフトトル(Avtotor)は1月30日、カリーニングラードの本社工場で中国奇瑞汽車(チェリー)の低価格帯ブランド

ロシアが自動車産業戦略を更新、材料・部品国産化に重点

●完成車生産を重視していた従来戦略を見直す ●部品国産化に向け23~25年に3,000億ルーブルを支出 ロシアが2035年を見据えた自動車産業長期戦略を更新した。完成車生産を重視していた従来戦略を見直し、自動車産業の「基

「自動車大国」スロバキア、電動化への対応迫られる

●同国は対人口比での自動車生産台数が世界一位 ●電動化による雇用喪失を避けるためEV産業の基盤拡大を目指す 人口540万人のスロバキアは対人口比での自動車生産台数が世界一位の国だ。だが、欧州連合(EU)の電動車(EV)シ

一体型太陽光発電でEVの航続距離はどれだけ伸びる?

●夏期はフル充電時の航続距離よりも4~6.3%長く走れる ●伸長距離は固定型VIPVとトラッキング型VIPVとでそれぞれ計算 ウクライナ、ラトビア、スロバキアの研究者が共同で、電気自動車(EV)に車両一体型太陽光発電(V

サムスンSDI、ハンガリーにバッテリーセル工場設置か

●BMWの「ニュークラス」EVモデル用に円筒型セルを供給する狙い ●第4のサプライヤーとして同社が浮上したことに関係者は驚き 韓国サムスンSDIがハンガリーにおけるバッテリーセル工場新設を検討しているもようだ。韓国メディ

トルコ国産EV、発売開始は秋にずれ込み

●従来は1-3月期(第1四半期)中に発売する予定だった ●需要は初年度に生産予定の2万台を超える見込み トルコで開発から製造を手がける初の純国産車の発売が秋にずれ込みそうだ。コロナ禍によるさまざまな影響があったため。従来

米フォード、トルコEVバッテリー生産でLGと提携か

●当初予定のSKオンはグループ戦略の一環として撤退を検討 ●25年からフォードのEVモデル向けにバッテリーを生産する計画 米フォードがトルコにおける電動車(EV)バッテリーの合弁生産の提携先を韓国LGエナジーソリューショ

スズキ、ハンガリー市場で7年連続首位をキープ

●販売台数は1万3,859台、市場シェア12.43% ●国内生産のビターラとSクロスが販売数の大半を占める スズキのハンガリー子会社であるマジャールスズキの2022年の乗用車販売は1万3,859台(市場シェア:12.43

シュコダ自、EVのインド市場投入を検討

●エンヤックiVを投入し、売れ行きをみて他のモデルにも拡大 ●当初は完成車輸入の形となるため、高関税が障害に 独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車が、今年、インド市場へ電動車(EV)を投入するこ

韓国SKオン、トルコ・EVバッテリー合弁生産からの撤退を検討

●21年に米フォードおよびコチ財閥と結んだ基本合意を見直し ●同プロジェクトでは25年の生産開始が予定されていた 韓国SKイノベーションのバッテリー子会社SKオンが、トルコにおけるバッテリー合弁生産プロジェクトからの撤退

EBRD、フォード・オトサンに2億ユーロを協調融資

●BEV、PHVの量産を支援し、トルコの環境目標達成に貢献する ●フォード・オトサンは30年までに自社の炭素中立化を目指す 欧州復興開発銀行(EBRD)は12月29日、トルコ自動車大手フォード・オトサンに2億ユーロの協調

存在感を増す中国車、ロシア市場でシェアを拡大

●日欧米のブランド撤退で生じた市場の空白に浸透 ●低価格帯はロシア車、西側車の価格帯は中国車で住み分け ロシアの自動車市場で中国ブランド車の存在感が高まっている。ウクライナへの軍事侵攻を受けて日欧米の自動車メーカーが同国

サンクトペテルブルクの旧日産工場、アフトワズが操業へ

●再稼働の情報はマントゥロフ副首相兼通産相の発言 ●今年10月に撤退した日産は6年以内に資産を買い戻す権利を持つ 日産自動車がロシアのサンクトペテルブルクで操業していた工場が来年から、アフトワズ工場として再稼働するもよう

独メルセデスベンツ、ポーランドでBEVバンを生産

●「VAN EA」ベースの車両を生産、同社初のBEVバン専門工場に ●米リヴァイアンとのBEV大型バンの合弁工場計画は白紙化 自動車大手の独メルセデスベンツは12日、ポーランド南西部ヤボルの拠点に完全電気自動車(BEV)

シュコダ自が中国撤退を検討、新興市場に資源を集中

●好調なインドやベトナムでの事業に集中する狙い ●中国事業は苦戦、同じく苦しいVWブランドに市場を明け渡す 独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車が中国からの撤退を検討している。現地市場の競争激化

スロバキア政府、電動車の充電インフラ整備に4,600万ユーロ

●高速道における150kWの超高速充電器の設置費用を全額支給 ●同事業はEUの復興レジリエンス・ファシリティの枠組みで行う スロバキア政府は全国的な電動車の充電インフラ整備に4,600万ユーロを投じる。電動車の普及促進を

シュコダ自、バッテリー式電動車3モデルを26年までに発売

●30年までに欧州売上高の70%をBEVで稼ぎ出す方針 ●工場のカーボンニュートラル達成も推進 独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車はこのほど、環境目標の達成に取り組む姿勢を改めて確認した。20

中国新興EVメーカーの零跑、イスラエルに進出

●販売する小型車「T03」はレベル2の自動運転機能を備える ●同国を足掛かりに海外市場を拡大、将来的に欧州進出も視野に 中国の新興電気自動車(EV)メーカー、零跑(Leapmotor)はこのほどイスラエルに進出した。テル

独BMWがハンガリーEV工場に追加投資、バッテリー工場を併設

●新設のバッテリー工場は同拠点のすべての完成車の需要を賄う ●第6世代の円筒形セルにより航続距離と充電速度が最大30%向上 高級車大手の独BMWは25日、ハンガリー東部デブレツェンに建設中の電気自動車(EV)工場に、高電

モスクワの旧ルノー工場で「モスクヴィッチ」の生産開始

ロシアのモスクワにある旧ルノー工場でこのほど、ソ連時代のブランドである「モスクヴィッチ」の車両の生産が開始された。インタファクス通信によると、生産を開始したのはガソリン車「モスクヴィッチ3」で、年内にモスクワで販売を開始

独ポルシェ・エンジニアリング、ルーマニアR&D拠点を開所

●自動車産業向けのソフト開発を加速する狙い ●AI、ビッグデータ、ADAS、コネクティビティなどに取り組む方針 独ポルシェの技術サービス事業であるポルシェ・エンジニアリングが21日、ルーマニア西部のティミショアラで研究開

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