東欧市場における自動車工業界の動き

ロシア、乗用車リース支援を凍結

●景気回復で自動車需要が拡大し、対象価格帯の乗用車が不足 ●計画では予算850億ルーブルで、約5万台が適用対象 ロシア政府はこのほど、計画していた乗用車リース支援措置の実施凍結を決めた。景気回復で自動車需要が拡大し、対象

ネクスト・イーゴー・モバイル―ブルガリアに工場―

小型電気自動車(EV)製造の独ネクスト・イーゴー・モバイルは15日、ブルガリア北部のロヴェチに新工場を建設すると発表した。同社はギリシャとメキシコにも生産施設を設置する計画のため、工場数は現在の1カ所(独アーヘン)から4

ポーランド、新たなEV購入助成制度導入

●予算は約1.1億ユーロ、助成額は1台当たり最高約4,200ユーロ ●過去の助成は3万ユーロ未満の低価格EVが対象 ポーランド政府は12日、新たな電気自動車(EV)購入助成制度を導入した。当面は個人のみを対象とするが、将

トルコ、20年のEV販売台数が前年の7倍に

●一番の人気EVは独ポルシェ「タイカン」 ●高級EVの特別消費税率は15%から60%へと大幅に引き上げ 2022年末に電動国民車の発売を計画するトルコで、高価格の輸入電動車(EV)の人気が高まっている。昨年の販売台数は1

露カマズの新小型トラック「コンパス」、23年に量産開始

●車両重量が4タイプの新モデル、パワートレインはロシア製 ●ディーゼルのほか、電動や自動運転機能搭載の各モデルも開発 ロシア商用車大手カマズが、小型商用車(LCV)「コンパス」の市場投入に向けた準備を進めている。遅くとも

ブルガリアのシン・カーズ、新興企業向け市場に上場

●6月1日のIPOに続き ●西欧向けに小型EVの量産を計画 ブルガリアのレーシングカーメーカー、シン・カーズ(Sin Cars)が1日、ブルガリア証券取引所(BSE)の新興企業市場BEAMに上場した。同社は6月1日にBE

仏ブガッティ、クロアチア企業の傘下に

●クロアチアのリマックが過半数出資で独ポルシェと合弁化 ●ブガッティのEV化に向け、リマックが経営主導 電動スーパーカーを製造するクロアチアの新興企業リマック・オートモビリは5日、独フォルクスワーゲン(VW)グループの高

NEXT LEVEL – SKODA STRATEGY 2030

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダ自動車が6月24日に発表した2030年までの経営戦略。国際化、電動化、デジタル化に重点を置いており、2030年までに欧州市場の販売台数で上位5位に入る目標などを

スロバキアの「空飛ぶ車」、80キロの連続飛行に成功

●飛行時間はこれまでで最長の25分、平均時速は170キロ ●新デザインで飛行速度も速い第2号機を製作する計画 スロバキアのクライン・ビジョン(Klein Vision)は29日、空飛ぶ車「エアカー(AirCar)の試作第

ステランティス、EVなど新モデルをスロバキアで生産

●生産予定の新モデル3種はいずれもBセグメント ●予算は1億8,000万ユーロ相当、出荷開始は23年を予定 欧州自動車大手のステランティスは28日、電動車を中心とする新モデル3種をスロバキアのトルナバ工場で生産する計画を

シュコダ自、新長期戦略を発表

●完全EV3モデルを投入し、欧州販売数で5位以内を狙う ●電動化・デジタル化への対応と、管理職への女性登用も進める 独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車が24日、2030年に向けた新長期戦略「ネ

シュコダ自、半導体部品不足で3万台超の生産遅延

●パワーウィンドウ制御装置に影響深刻 ●7月には生産調整の予定も、10-12月期には正常化の見通し 世界的な半導体不足による自動車業界への影響は、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダ自動車にも及ん

独ポルシェ・エンジニアリング、ルーマニアでR&Dを強化

●ティミショアラに設置し、クルジュ・ナポカの既存拠点と連携 ●高度な自動運転やインテリジェントコックピットなどに注力 独ポルシェのエンジニアリング・サービス部門であるポルシェ・エンジニアリングは15日、ルーマニア西部のテ

トルコ国産EVバス「アベニューEV」、量産開始

●軍需大手アセルサンが開発を主導 ●航続距離は80キロ、フル充電までは15分 トルコ軍需産業大手のアセルサンは15日、同国初の完全国産電動(EV)バス「アベニューEV」の量産を開始すると発表した。同モデルはアセルサンが、

シュコダ自、新モデル製造でカーボンニュートラル達成

●電動SUV「エンヤク」の製造・物流・リサイクル工程で ●CO2削減に向けた総合的な取り組みの一環 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車 はこのほど、新型電動SUV「エンヤク(Enya

ロシア商用車大手GAZ、トルコ工場が稼働

●「ガゼルNN」のピックアップトラックモデルを国内向けに出荷●プラットフォーム共通化で将来的に4種類のトラックを生産 ロシアの商用車大手GAZは7日、トルコ北西部のサカリヤ県に設置した工場が稼働を開始したと発表した。小型

ロシア政府、EV・FCV開発に105億ドル拠出

●2030年までに電動車の普及数を150万台に ●22年の電動車の市場シェアは1.7%に拡大の予想 ロシア政府が電動車の開発促進に乗り出す。現地紙『ベドモスチ』が先ごろ報じたもので、電気自動車(EV)と燃料電池自動車(F

トヨタ、チェコ工場で小型車の新モデル生産

トヨタ自動車は4日、同社の欧州統括会社であるトヨタ・モーター・ヨーロッパ(TME)がチェコのコリン工場において新たな小型車を生産すると発表した。当該新モデルは、同工場で生産している小型車「ヤリス」と同じく、グローバルプラ

Skoda

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車 は3日、新型電動SUV「エンヤック(Enyaq)iV」の製造(車両・車載電池)および物流、リサイクリングなどの工程でカーボンニュートラル(温室効果

ブルガリアのシン・カーズ、IPOの応募倍率は3倍に

●中小企業向け市場「BEAM」で実施 ●資金は西欧市場向けEVの量産に振り向け ブルガリアのレーシングカーメーカー、シン・カーズ(Sin Cars)が1日実施した新規株式公開(IPO)は応募倍率が3倍に上ったことがブルガ

ブルガリアのシン・カーズ、IPOを実施

ブルガリアのレーシングカーメーカー、シン・カーズ(Sin Cars)が6月1日にブルガリア証券取引所(BSE)のBEAM市場(中小企業向け市場)に上場した。南東欧情報誌『SeeNews』が5月28日、BSE関係者の話とし

フォード・オトサン、50年にカーボンニュートラル実現へ

トルコのコチ・グループと米フォードの合弁会社フォード・オトサンはこのほど、2050年をめどにカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする)を達成する目標を明らかにした。フォードグループの戦略に沿うもので

ポーランドのソラリス、国内自治体から電気バス受注

ポーランドのバス製造大手ソラリスはこのほど、同国西部のゴジュフ・ヴィエルコポルスキの交通局から電気バス「ウルビーノ12エレクトリック」を8台受注したと発表した。受注額は2,500万ズロチ(560万ユーロ)。契約には充電設

シュコダ自、使用済みEVバッテリーを蓄電システムに再利用

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は5月27日、電気自動車(EV)の使用済みバッテリーを蓄電システムとして再利用することに取り組むと発表した。新システムは地元テクノロジー企業、IBGチェスコと

墺アルミ部品のSAG、スロバキアで新工場稼働

オーストリアのアルミニウム部品メーカー、ザルツブルガー・アルミニウム・グループ(SAG)は1日、スロバキアのトレンチーン近郊で新工場が稼働したと発表した。受注好調のため生産が追い付かなくなり、工場を移転して生産能力を強化

シュコダ自、ヴルフラビー工場の生産ロボットを刷新

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は20日、国内北部のヴルフラビー工場でギアボックスの製造工程に新型作業ロボットを導入したと発表した。これに採用されている自社開発のスマートハンドリングソリュー

トルコ、運輸の電動化を推進

トルコ産業技術省はこのほど、運輸戦略ロードマップ案を公表し、2030年までに国内の自動車販売台数を160万台へ引き上げる目標を明らかにした。このうち電動車(EV)が占める割合を3分の1強とする方向だ。充電設備は25万1,

ロシア新車販売、4月は290.4%増加

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は12日、同国の2021年4月の新車販売(乗用車・小型商用車)が15万1,964台となり、前年同月に比べ290.4%増加したと発表した。前年同月は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた政

ソラリス、フランクフルトの燃料電池バスを受注

ポーランドのバスメーカー、ソラリスは4日、独フランクフルトの公共交通事業者イン・デア・シティ・ブスから燃料電池バス「ウルビーノ12ハイドロジェン」13台を受注したと発表した。来年中に定期運行バスとして運用が始まる。契約額

シュコダ自、保守・技術研修にAR技術を試験導入

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は10日、機械保守・技術研修に拡張現実(AR)ソリューションを試験導入したと発表した。グループ戦略の中核を成す社内業務・作業のデジタル化の一環で、事業の柔軟化

シュコダ自、1-3月は46%増益

チェコのシュコダ自動車が6日発表した2021年1-3月期決算の営業利益は前年同期比46.1%増の4億4,800万ユーロとなり、新型コロナ流行の影響を大きく受けた20年1-3月期から大幅に回復した。売上高は4.1%増の50

ポーランドのPKNオルレン、水素ステーションを設置へ

ポーランド石油最大手の国営PKNオルレンは4日、国内初の乗用車・バス用水素ステーションの運営委託先の選定手続きに入ったことを明らかにした。まず公共交通の排出ゼロに取り組む国内西部のポズナンと南部のカトヴィツェにステーショ

ハンガリー初の水素ステーション、独リンデが開設

独産業ガス大手のリンデは4月29日、ハンガリーのブダペストに同国初の水素ステーションを開設した。これに合わせてトヨタの燃料電池車(FCV)「ミライ」の第2世代モデルの国内初試乗が行われたほか、水素を燃料とするフォークリフ

独VWがスロバキアでのSUV生産を停止、半導体不足で

独フォルクスワーゲン(VW)が29日から来月7日まで、スロバキアのブラチスラバ工場におけるSUV(スポーツ型多目的車)生産を停止する。半導体部品の不足が理由だ。Aセグメントに分類されるシティカーの生産は計画通り継続する。

米フォード、ルーマニアに3億ドル追加投資

米フォードは27日、ルーマニアのクラヨバ工場に3億米ドル(2億4,800万ユーロ)を追加投資し、新型商用車を生産する体制を整えると発表した。2023年に稼働し、翌24年からは電動(EV)仕様車も出荷する。正確な稼働日など

ソラリス、独専門誌からEVバス賞を受賞

ポーランドのバス製造大手ソラリスは15日、自社の電動(EV)バス「ウルビーノ15LEエレクトリック」が独専門誌『ブスプラーナー』から「2021年サステナビリティ賞」のEVバス賞を授与されたと発表した。長距離バスとしても投

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