米国のラスベガスで7日に開幕した世界最大級の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」(1月10日まで)に自動車業界から出展するメーカーが増えている。完成車メーカーではフォード、アウディ、ダイムラー、ボルボ・カーズなどが参加。自動車部品メーカーでは独コンティネンタルや仏ヴァレオ、米ビステオンなどが出展し、自動運転などの運転支援システムや最新の車載システムなどを紹介している。(13・15頁にCES関連記事)
自動車におけるIT技術の活用は重要性を増しており、6日は米インターネット検索大手のグーグルがホンダ、アウディ、ゼネラルモーターズ、現代自動車の自動車大手4社および米半導体大手NVIDIAと「オープン・オートモーティブ・アライアンス(OAA)」を発足させたと発表した。グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を採用した自動車向けの機能やサービスの開発を推し進めている。
また、スウェーデン自動車大手のボルボ・カーズはCESで同国の通信機器大手エリクソンと共同開発した自動車向けのクラウドサービスを紹介している。駐車料金の決済サービスやインフォテイメント機能など、快適性や利便性の向上や寄与するさまざまなサービスを提供できるようになるという。