独自動車部品大手のコンティネンタルは3月26日、米テキサス州のセガン(Seguin)工場で自動車用近距離レーダーセンサーの生産を開始した。このセンサーは同社が開発した「リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)」と「死角検知(BSD)」呼ばれるシステムで使用するもので、当面は生産ラインは一つだが、需要に応じて今後、生産ラインを増やす計画もある。
RCTAは死角モニタリングシステムを応用した技術で、自動車が駐車スペースからバックで出る際に後方を通過する車両などを検知してドライバーに注意を促す。
BSDシステムでは、車両後部のバンパー裏側に2個のレーダーセンサーを取り付ける。センサーは車両から35メートル内、時速5km~30kmで走行する車両やオートバイ、自転車を検知することができるという。