独高級車メーカーのBMWは3月28日、米サウスカロライナ州のスパータンバーグ工場に2016年までに10億米ドルを投資すると発表した。生産能力を現在の年30万台から50%増やして年45万台に引き上げる。SUVのXシリーズの販売好調を受けた措置で、同工場ではこのほど「X4」の生産が加わったほか、将来は「X5」のハイブリッドモデルや「X7」を生産する計画もある。
今回の投資計画は、同日催されたBMWの米国生産20周年の祝賀イベントで発表された。スパータンバーグ工場では現在、「X3」「X5」「X5 M」「X6」「X6 M」を生産しており、同日には「X4」の生産開始式典も行われた。
スパータンバーグ工場の従業員数は現在、約8,000人。生産能力の拡大により新たに800人の雇用が創出される予定。2013年の生産台数は29万7,326台。1日当たり約1,100台を生産している。同工場で生産したモデルの約70%が輸出されているという。
スパータンバーグ工場では1994年の開始から累計で260万台以上を生産した。