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2014/4/4

企業情報 - 自動車メーカー

オペル、本社工場に追加投資・中国での販売は終了へ

この記事の要約

米ゼネラルモーターズ(GM)の欧州部門オペルは3月28日、ドイツ・リュッセルスハイムの本社工場に2億4,500万ユーロを投資することを監査役会が決定したと発表した。 同工場では2015年1月から「インシグニア」の派生モデ […]

米ゼネラルモーターズ(GM)の欧州部門オペルは3月28日、ドイツ・リュッセルスハイムの本社工場に2億4,500万ユーロを投資することを監査役会が決定したと発表した。

同工場では2015年1月から「インシグニア」の派生モデル4種と「ザフィーラ・ツアラー」の生産を開始することが決まっているが、今回発表した投資は、2016年以降に新たに生産を始めるモデルの生産準備のために実施する。この新型車の詳細については今年末までに明らかにする予定だ。

監査役会はまた、リュッセルスハイム工場で「インシグニア」の別の派生モデルを生産することを承認した。同車は米国市場に輸出され、GMの「ビュイック」ブランドで売り出す計画だ。

オペルのノイマン最高経営責任者(CEO)は、「リュッセルスハイム工場で新たな追加モデルの生産に投資することは数十億ドルを投じる我々のモデル攻勢における重要なステップであり、オペルの収益力ある成長への道を開くものだ」と語った。

オペルはまた、中国でのオペル車の販売を2015年1月をもって終了すると発表した。ノイマンCEOは販売終了の理由を、「中国でオペルのブランド認知度を高め、販売網を拡大するには数億ユーロの投資が必要になる」と説明した。オペルは同国に22店舗のディーラー網を持つが、昨年の販売台数は4,365台にとどまっている。

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