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2014/4/4

総合 – 自動車産業ニュース

ドイツ乗用車新車登録、3月は5.4%増加

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2014年3月の同国の乗用車新車登録は29万6,408台となり、前年同月に比べ5.4%増加した。1~3月の累計は5.6%増の71万1,753台。3月の登録台数を顧客別に見ると、個人 […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2014年3月の同国の乗用車新車登録は29万6,408台となり、前年同月に比べ5.4%増加した。1~3月の累計は5.6%増の71万1,753台。3月の登録台数を顧客別に見ると、個人向けは37.3%(前年同月比2.5%増)だった。

ブランド別では、最大手のフォルクスワーゲン(VW)が前年同月比2.8%増の5万8,798台で市場シェアは19.8%。ドイツ勢はこのほか、メルセデスベンツが3.0%増、アウディが4.1%増、BMWは0.5%増と小幅の伸びにとどまった一方、フォード(20.7%増)、オペル(12.3%増)、MINI(9.2%増)は好調だった。ポルシェ(13.5%減)とスマート(16.0%減)は2ケタ減と振るわなかった。

輸入ブランドで首位のシュコダは10.6%増の17万7,35台と大きく伸びた。以下、ルノー(1万1,606台、2.3%増)、現代自動車(1万164台、5.0%増)が続いた。

日本勢では、スズキ(48.3%増)、日産(34.3%増)、マツダ(21.4%増)が大幅な2ケタ増となったほか、トヨタ(4.7%増)とスバル(2.9%)も伸びた。ホンダ(0.4%減)、レクサス(3.5%減)、三菱自動車(18.2%減)は前年実績を下回った。

燃料別では、電気自動車が823台(前年同月比330.9%増)、ガソリンは全体の51.9%、ディーゼルは46.5%を占めた。

■ 受注好調、EUの景況感に明るさ

ドイツ自動車工業会(VDA)によると、3月の国内受注は前年同月に比べ2%増加、国外受注も8%増加した。VDAのマティアス・ヴィスマン会長は、「欧州連合(EU)における消費者の景況感が一段と明るさを増している」と述べ、欧州の自動車市場がゆっくりと快方へ向かっているとの見解を示した。

3月の国内生産は前年同月比10%増の51万9,700台、輸出は7%増の39万4,700台だった。

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