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2014/10/31

企業情報 - 部品メーカー

ソゲフィの1-9月期は最終赤字・売上高は横ばい

この記事の要約

伊自動車部品大手ソゲフィがこのほど発表した2014年1-9月期決算は、最終損益が580万ユーロの赤字となった。前年同期は2,380万ユーロの黒字だった。欧州でのリストラ費用が膨らんだことやブラジル市場の減速などが響いた。 […]

伊自動車部品大手ソゲフィがこのほど発表した2014年1-9月期決算は、最終損益が580万ユーロの赤字となった。前年同期は2,380万ユーロの黒字だった。欧州でのリストラ費用が膨らんだことやブラジル市場の減速などが響いた。

売上高は10億1,020万ユーロで、前年同期からほぼ横ばいだった。部門別に見ると、エンジンシステムが前年同期比2.2%増の6億3,330万ユーロ、サスペンションコンポーネントが3.5%減の3億9,250万ユーロだった。地域別では欧州が1.3%増の6億5,670万ユーロ、北米が12%増の1億5,540万ユーロ、アジアが40.5%増の5,980万ユーロ、南米が23.3%減の1億3,580万ユーロだった。

決算発表と併せ、フィオッキ最高経営責任者(CEO)の退任が発表された。退任の理由は明らかにされていない。新たに取締役副会長に就いたモンダルディーニ氏がフィオッキ氏の後任の選定に当たる。

ソゲフィは伊有数の実業家デ・ベネデッティ氏率いる持ち株会社CIRの傘下。世界21カ国に42カ所の生産拠点を展開し、エンジンシステムとサスペンション部品に強みを持つ。

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