独自動車部品大手シェフラーのガイシンガー社長は11日、米国で開催中のデトロイトモーターショーにおいて、独コンチネンタルとの合併は2011年以降になるとの見通しを明らかにした。両社とも業績改善が先決としている。
\シェフラーの2009年の業績については、売上目標としていた75億ユーロに達し、営業利益率で5%を確保したと述べた。各国で導入された新車への買い替え補助金政策やアジア、南米の自動車市場が業績を支えたとしている。2010年は少なくとも2009年並みの業績を確保することを目指すとしている。
\今後については、米国市場での成長を見込む。米国メーカーがこれまでの大型車志向から、燃費性能の向上に戦略の軸足を移しており、エンジンの小型化などで新規受注が見込めるとしている。このほか、インド(プネー)、中国(安亭、上海郊外)、日本(横浜)の研究センターの開発力も強化していく。米国ではミシガン州のトロイに研究開発センターを置いている。
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