ドイツのブラウンシュヴァイク大学の研究チームはこのほど、先行して走る複数の車両の情報を分析し、渋滞を防止・解消するシステムを開発した。
\同研究チームによると、渋滞は車間距離を詰め過ぎたり、ブレーキを強くかけすぎるなど、ささいな運転操作が後続車両に影響を与えて発生する。一度発生した渋滞を解消するには、前方を走行する車両1台との車間距離を調整するだけでは不十分という。
\このため、研究チームは前方の交通の流れがゆっくりになると、スピードを落とすなど、複数の車両の動きに対応して運転を調整するシステムを開発した。
\シミュレーションでは、交通の流れが円滑になり、燃費を最大40%削減できるほか、スムーズに加速できる効果もあることが分かった。同システムでは、渋滞を防ぐだけでなく、発生した渋滞を解消する効果もあるという。
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