2013/6/17

欧州ビジネスウオッチ

エアバス「A350」が初試験飛行

この記事の要約

欧州航空機大手のエアバスは14日、次世代中型ジェット旅客機「A350」の初試験飛行を行った。「A350」はボーイングの最新鋭機「787」の競合機。開発が最終段階に入り、市場投入が近づいてきたことで、ポーイングとの受注競争 […]

欧州航空機大手のエアバスは14日、次世代中型ジェット旅客機「A350」の初試験飛行を行った。「A350」はボーイングの最新鋭機「787」の競合機。開発が最終段階に入り、市場投入が近づいてきたことで、ポーイングとの受注競争が激しくなりそうだ。

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試験飛行はエアバス本社がある仏南部トゥ・ールーズで行われ、約4時間にわたる飛行を終えて無事着陸した。

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A350は軽量化に向けて最新の炭素繊維を採用した機種。エアバスによると、燃料消費量は2011年9月に投入されたポーイング787を6%下回る。

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エアバスは今後、約2,500時間に及ぶ試験飛行を行って最終調整を行う方針。順調に行けば2014年末に1号機を引き渡す予定だ。

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A350はこれまでにブリティッシュ・エアウェイズ、カタール航空、キャセイ・パシフィック航空などから計613機を受注している。

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