2013/10/14

競争法

為替指標の不正操作疑惑、欧州委も調査

この記事の要約

欧州委員会のアルムニア委員(競争政策担当)は7日、スイスの金融監督当局が外国為替相場の不正操作疑惑で調査を開始した問題について、EUも調査に乗り出していることを明らかにした。\ 問題となっているのは、投資会社などが取引の […]

欧州委員会のアルムニア委員(競争政策担当)は7日、スイスの金融監督当局が外国為替相場の不正操作疑惑で調査を開始した問題について、EUも調査に乗り出していることを明らかにした。

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問題となっているのは、投資会社などが取引の際に参考として利用しているWM/ロイターなどの外為指標レート。スイスの金融監督当局である連邦金融市場監督機構(FINMA)は4日、複数の銀行のトレーダーが共謀して、同指標を不正に操作している疑いで、スイスの一部の銀行を調査していると発表。国外の銀行が関与している疑いもあるとして、他の国々の当局と連携して調査する方針も打ち出していた。

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アルムニア委員によると、欧州委は事実関係の確認に着手したところで、調査は「極めて初歩の段階」にあるという。

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FINMAは調査対象の銀行を公表していないが、英フィナンシャル・タイムズはスイスのUBSが含まれていると報じている。

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