2014/3/24

欧州ビジネスウオッチ

ソシエテ・ジェネラル、アジアPB部門を売却

この記事の要約

シンガポール最大手銀行のDBSグループ・ホールディングスは17日、仏ソシエテ・ジェネラルがアジアで展開する富裕層向けプライベートバンク(PB)部門を買収することで合意したと発表した。買収額は2億2,000万米ドル。年内の […]

シンガポール最大手銀行のDBSグループ・ホールディングスは17日、仏ソシエテ・ジェネラルがアジアで展開する富裕層向けプライベートバンク(PB)部門を買収することで合意したと発表した。買収額は2億2,000万米ドル。年内の買収手続き完了を見込む。

ソシエテ・ジェネラルが売却するのは、シンガポール、香港のPB部門と、信託部門の一部。売却額は、同PB部門の昨年12月末時点の運用資産(126億ドル)の約1.75%に相当する。

ソシエテ・ジェネラルは銀行の国際的な新資本規制「バーゼル3」の導入に伴って資本増強を進めており、昨年にエジプト部門ナショナル・ソシエテ・ジェネラル・バンク(NGSB)をカタール・ナショナル銀行(QNB)に19億7,000万ドルで売却した。今回の売却も同様の目的があるとみられる。