欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/2/23

西欧

ボッシュ、IoT用ソフト会社を買収

この記事の要約

自動車部品大手の独ロバート・ボッシュは16日、IT子会社ボッシュ・ソフトウエア・イノベーションズが通信用ソフトウエアを開発する独プロシストを買収することで合意したと発表した。IoT(モノのインターネット)用ソフト事業の強 […]

自動車部品大手の独ロバート・ボッシュは16日、IT子会社ボッシュ・ソフトウエア・イノベーションズが通信用ソフトウエアを開発する独プロシストを買収することで合意したと発表した。IoT(モノのインターネット)用ソフト事業の強化が狙い。取引金額は公表しないことで合意した。

プロシストは異なるコンピューター言語を採用する機器間の情報のやり取りを可能にするゲートウエイソフトを手がけ、自動車や各種機器メーカー、通信、エネルギー会社などを顧客に持つ。従業員数は110人で、独ケルンとブルガリアのソフィアに事業拠点を置く。

ボッシュは自動車や機械、住宅のネットワーク化が今後、重要性を増すことから今回の買収に踏み切った。プロシストの製品はボッシュ・ソフトウエア・イノベーションズのIoT用プラットホーム「ボッシュ・IoT・スイート」を補完するものだとしている。

プロシストはボッシュの世界的な販売網を活用して事業を拡大する考えだ。

ボッシュ・ソフトウエア・イノベーションズは従業員数が550人。独ベルリン、イメンシュタート、シュツットガルト、シンガポール、上海、米シカゴ、パロアルトに事業拠点を持つ。