欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/8/3

東欧・ロシア・その他

ロシア中銀が追加利下げ、政策金利11%に

この記事の要約

ロシア中央銀行は7月31日、主要政策金利である7日物入札レポ金利を11.5%から0.5ポイント引き下げ、11%とすることを決めた。新金利は8月3日から適用する。利下げは4カ月連続で、今年に入って5回目。インフレ率は高水準 […]

ロシア中央銀行は7月31日、主要政策金利である7日物入札レポ金利を11.5%から0.5ポイント引き下げ、11%とすることを決めた。新金利は8月3日から適用する。利下げは4カ月連続で、今年に入って5回目。インフレ率は高水準にあるものの、景気対策として追加利下げに踏み切った。翌日物レポ金利と翌日物預金金利も0.5ポイント引き下げ、それぞれ12%、10%とした。

ロシアのインフレ率は3月の16.9%をピークに鈍化傾向が続き、6月には15.3%まで縮小したが、7月は15.8%に拡大した。それでも中銀は、4~6月期の国内総生産(GDP)のマイナス幅が前期から拡大したことから、追加の金融緩和が必要と判断した。今後も物価と景気の動向をにらみながら金利を決定するとしている。