欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/9/22

西欧

仏アルケマ、トタルに接着剤部門買収を提案

この記事の要約

仏化学大手アルケマは19日、仏石油大手トタルに接着剤部門ボスティックの買収を提案したことを明らかにした。提示した買収額は17億4,000万ユーロ。実現に向けて独占交渉を進める。 ボスティックは航空部品、建材など幅広い分野 […]

仏化学大手アルケマは19日、仏石油大手トタルに接着剤部門ボスティックの買収を提案したことを明らかにした。提示した買収額は17億4,000万ユーロ。実現に向けて独占交渉を進める。

ボスティックは航空部品、建材など幅広い分野で用いられる接着剤、シーラント(シーリング材)の製造を手がける。粘着ラバー「ブル・タック」が主力製品で、2013年の売上高は15億ユーロに上る。

アルケマは2006年にトタルから分離した企業。トタルは株主から求められているキャッシュフローの改善、増配に応じるため、非中核事業の売却を進めており、ボスティックの売却をアルケマに打診していた。