独総合電機大手シーメンスは、生産効率の向上とコストダウンを目指し、ルーマニアの生産体制を再編する。3日付けの現地紙『ジアルル・フィナンチアル』が、シーメンス・ルーマニアのセコサン社長の話として伝えた。
\シーメンスはシビウに3カ所、Buzias、ブラショフ、クルージュ、ブラジ、ティミショアラに計8カ所の生産拠点を持ち、従業員1,700人を雇用する。セコサン社長によると、このうちシビウの3工場とBuziasの工場を7月に統合する計画。統合に伴う人員削減の予定はないという。
\一方、ITソリューション・サービスを手がけるティミショアラでは、年内に従業員を現在の200人から270人に増員する。セコサン社長は「IT関連業務のアウトソーシングは年々拡大している。コストの観点と業務の複雑性から考えて当然だ」と説明した。
\シーメンス・ルーマニアの2009年の売上高は前年比で17%減少した。
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