ロシアのリン酸肥料最大手フォスアグロは1日、リン灰石精鉱大手アパティートの普通株式26.67%をロシア政府から取得する契約に調印したと発表した。同社は先月4日に政府が民営化策の一環として実施したアパティート株式の入札で、111億1,000万ルーブルの最高額を提示。政府は同22日にフォスグロへの売却を承認していた。
\アパティートはロシアのリン灰石精鉱生産の75%を握っている。先月4日に行われた政府保有株の入札にはフォスアグロのほかウラルケム、レノヴァ・グループ、トラストナショナルバンクが参加した。
\フォスアグロは現在、アパティートの議決権付き株式57.57%を保有している。連邦反独占庁は4月、フォスアグロがアパティートの残り42.43%の議決権付き株式を取得することを承認した。
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