2012/10/10

チェコ・スロバキア

チェコ乗用車販売台数、1-9月期は2.8%増

この記事の要約

チェコの1-9月期の乗用車販売台数は13万1,059台となり、前年同期を2.8%近く上回った。ただ、7-9月期に限ると需要は縮小し、9月は3.9%も落ち込んだ。\ ブランド別ではシュコダが4万144台を販売して30.6% […]

チェコの1-9月期の乗用車販売台数は13万1,059台となり、前年同期を2.8%近く上回った。ただ、7-9月期に限ると需要は縮小し、9月は3.9%も落ち込んだ。

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ブランド別ではシュコダが4万144台を販売して30.6%のシェアを確保。トップの座を維持した。2位は現代の1万1,688台、3位はフォルクスワーゲン(VW)の1万1,011台だった。これにフォード、ルノー、起亜が続いた。

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顧客別では法人が60%弱を占めた。エンジン別では56%がガソリン車、41%がディーゼル車だった。

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クラス別では小型車の人気が最も高く、24.7%を占めた。以下、中型車が19%、アンダーミドル車が15.9%で続いた。

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タイプ別ではステーションワゴンが31%でトップ。2位はハッチバックで20%、3位は多目的車(MPV)で15%だった。

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最人気モデルはシュコダ「オクタビア」で1万7,748台を販売した。続いてシュコダ「ファビア」、現代「i30」の順となった。

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小型商用車ユーティリティー・ビークルの販売台数は8,286台で10%減少した。ブランド別ではVWが1位で、フォード、フィアットが続いた。種類別ではバンが最も多く、78%を占めた。

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トラックも9月単月では増加したものの、9月までの累計では7.1%減の5,257台に縮小した。人気ブランドはメルセデス、DAF、MANだった。

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一方、バスは7%増の538台に拡大。ブランド別ではSOR、アイリスバス、メルセデス・ベンツの順となった。

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オートバイは8.5%減の1万3,717台に後退した。ブランド別ではヤマハが1,501台を販売し1位。ヤマハとMaxonが続いた。

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■乗用車販売、縮小傾向

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プライスウォーターハウスクーパース(PwC)のヤン・マリ氏は、乗用車の通期販売台数を昨年並みと予測する。「9月のデータは年初の好調が続かないことを示している。一般世帯は消費に慎重で、企業も社用車更新の予算を制限している」と説明している。

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また、来年上半期は好調だった今年の数値を上回ることは無理とみる。下半期についても、国内・世界経済の回復が現在想定される予想範囲で最も順調に回復した場合のみ、増加の可能性があるという。

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