中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2013/5/2

バルト三国

三井物産、ラトビアの港湾運営会社を買収

この記事の要約

三井物産は30日、ラトビア最大のリガ港で多目的港湾ターミナルを運営するリガ・ユニバーサル・ターミナル(RUT)の株式80%を買収したと発表した。取引金額は約2,100万ユーロ。シンガポール子会社のポーテク・インターナショ […]

三井物産は30日、ラトビア最大のリガ港で多目的港湾ターミナルを運営するリガ・ユニバーサル・ターミナル(RUT)の株式80%を買収したと発表した。取引金額は約2,100万ユーロ。シンガポール子会社のポーテク・インターナショナルが持つノウハウを活かしてコンテナ処理能力を倍増し、ロシア・中央アジアの経済成長を追い風に事業強化を図る。

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リガ港はバルト海にそそぐダウガヴァ川に面する。全長はおよそ15キロメートル、水深は15~17メートルで、年間を通じた運営が可能だ。

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ラトビアは北欧、南欧、西欧、ユーラシア大陸内部の中間に位置する地の利を活かし、通商の中継地として繁栄してきた。独立国家共同体(CIS)諸国と同じ幅の鉄道レールを使用しており、ロシアや中央アジアへの貨物輸送の重要な要衝となっている。ロシア語やロシアの商習慣に長けた人材が多いのも強みだ。

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ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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