2013/5/2

総合・マクロ

EUの再可エネ利用比率13%、ラトビアが域内2位に

この記事の要約

欧州統計局(ユーロスタット)が4月26日発表した欧州連合(EU)の 2011年の再生可能エネルギー利用統計によると、エネルギー消費に占める再可エネの比率は、EU平均で推定13%に達した。国別ではスウェーデンが46.8%で […]

欧州統計局(ユーロスタット)が4月26日発表した欧州連合(EU)の 2011年の再生可能エネルギー利用統計によると、エネルギー消費に占める再可エネの比率は、EU平均で推定13%に達した。国別ではスウェーデンが46.8%でトップ。これにラトビア(33.1%)、フィンランド(31.8%)、オーストリア(30.9%)が続いた。

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中東欧諸国ではラトビアのほか、エストニアが25.9%、ルーマニアが21.4%、リトアニアが20.3%と2割以上の高率を示した。

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2020年目標の達成度をみると、エストニアが加盟国全体で唯一、目標をクリア。また、2011/12年中間目標値は、中東欧10カ国中ラトビアを除く9カ国が達成している。(グラフ参照)

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EU域内の再可エネ比率は04年の7.9%、10年の12.1%に比べて着実に拡大している。ただ、10年以降、設備新設の勢いが鈍っており、EUの欧州委員会は20年の目標に向けて新たな助成策や手続き簡易化などの対策が必要との見方を示す。また、30年の目標値設定を年内に前倒しすべきだという声も出ている。

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ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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