2013/5/2

ロシア

石化大手NKNKh、ABS樹脂プラントなどを本格稼働

この記事の要約

ロシアの石油化学大手ニジネカムスクネフチェヒム(NKNKh)は先ごろ、タタルスタン共和国中部ニジネカムスクで、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)樹脂およびブタジエンゴムプラントの本格稼働を開始した。\ ABS樹 […]

ロシアの石油化学大手ニジネカムスクネフチェヒム(NKNKh)は先ごろ、タタルスタン共和国中部ニジネカムスクで、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)樹脂およびブタジエンゴムプラントの本格稼働を開始した。

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ABS樹脂プラントはイタリア炭化水素公社(ENI)傘下のヴェルサリスから製造ライセンスの供与を受け、年間6万トンを生産する。ブタジエンゴムプラントの年間生産能力は5万トンで、NKNKhのポリスチレンプラントや国内外の石化メーカーに供給する。両プラントは昨年11月から試験稼働していた。

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NKNKhには持ち株会社TAIFが50.6%、タタルスタン共和国政府が28.63%を出資している。2012年の売上高は1,410億ルーブル(34億400万ユーロ)、純利益は178億7,000万ルーブル(4億3,100万ユーロ)だった。同社は20年までに1,180億ルーブル(28億5,000万ユーロ)を投資して、合成ゴムの生産能力を年間100万トンに倍増させることを計画している。

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