2013/5/2

ロシア

外国企業の人気集めるウリヤノフスク州

この記事の要約

ロシアの沿ヴォルガ連邦自治管区ウリヤノフスク州は、同国で外国投資家に最も人気が高い地域のひとつとなっている。同州の戦略発展・イノベーション省のまとめによると、昨年の外国企業による投資額は699億ルーブル(17億5,000 […]

ロシアの沿ヴォルガ連邦自治管区ウリヤノフスク州は、同国で外国投資家に最も人気が高い地域のひとつとなっている。同州の戦略発展・イノベーション省のまとめによると、昨年の外国企業による投資額は699億ルーブル(17億5,000万ユーロ)に達し、現在は39件、20億ユーロ相当のプロジェクトが実施中だという。

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ウリヤノフスク州は民間航空機生産では国内1位、機械生産では同2位、自動車生産では同5位の工業発展地域で、地域内総生産(GRP)は2005年の806億ルーブルから2010年には1,714億ルーブルと大きな伸びを見せている。同州は既存の自動車・同部品産業、港湾型経済特区をはじめとする物流網、他地域に比べ低廉な人件費などをアピールし、外国企業の投資誘致に努めている。

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州都ウリヤノフスク市から5キロメートルに位置するザヴォルジェ工業団地では米ペットフード大手マース、トルコ醸造大手エフェスが工場を構えるほか、ロ独合弁の建材会社フィルコ・ボルガ、独工作機械大手ギルデマイスター、自動車用安全部品メーカーのタカタが工場の建設を進めている。また、ブリヂストンと独自動車部品大手シェフラーとそれぞれ同工業団地に工場を建設する計画を発表している。

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ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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