2013/5/22

ロシア

天然ガス2位ノバテク、1-3月期は6.9%増益

この記事の要約

ロシアの独立系天然ガス会社として最大手のノバテクが13日発表した2013年第1四半期の純利益は227億1,100万ルーブルとなり、前年同期から6.9%拡大した。売上高が48.9%増の805億6,500万ルーブルに急増し、 […]

ロシアの独立系天然ガス会社として最大手のノバテクが13日発表した2013年第1四半期の純利益は227億1,100万ルーブルとなり、前年同期から6.9%拡大した。売上高が48.9%増の805億6,500万ルーブルに急増し、営業利益(EBITDA)は35.9%増の329億500万ルーブルへ増加した。

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ユルハロフスク油田での増産と、天然ガス調達の増加を受けて、天然ガスの販売量が16.8%、天然ガス液・液化石油ガス・原油の販売量が70.3%、それぞれ拡大した。

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3月末現在の負債総額は12月末より15.6%少ない1,686億5,500万ルーブルだった。

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ノバテクは1994年創立の独立系天然ガス会社で、ガスプロムに次いでロシア2位の地位にある。同社が採掘・開発事業を行うヤマル・ネネツ自治区は、ロシアのガス埋蔵量の83%弱、世界埋蔵量の16%弱を占めるといわれている。

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■ヤマルLNGプロジェクト順調

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ノバテクは決算発表の場でヤマル液化天然ガス(LNG)プロジェクトの進捗状況について、予定通り2016年に商業生産が開始できる見通しを明らかにした。LNG輸出を自由化する政府の決定を待ち、4カ月後を目処に販売契約を結びたいとしている。

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同プロジェクトには仏トタルが20%を出資するが、ノバテクは他の投資家への権益譲渡も検討している。サハリン2のLNGプロジェクトでガスプロムと提携する三菱商事・三井物産も出資に関心を示しているもようだ。

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プロジェクトの規模は200億米ドルに上る。(1RUB=3.28JPY)

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ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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