オーストリア建設大手アルピネ・バウは14日、高速道路の道路橋建設に関するポーランドの道路建設監督局(GDDKiA)との請負契約を解除したと発表した。
\アルピネは2010年にGDDKiAから高速道路A1号線のシフィエルクラニー~ゴジェチュキ間(18.3キロメートル)の建設工事を1億3,900万ユーロで受注、工事は斜張橋「MA532」を除いて完成した。アルピネによると、MA532の静的設計には問題が多く、建設は不可能であると判断。GDDKiAに対して国際的な橋梁建設の専門家の意見に基づいたより安全で確実なソリューションを提案したものの、GDDKiAはこれを受け入れず、アルピネが供託した履行保証金1,200万ユーロの支払いを求めた。アルピネのシーファー最高経営制任者(CEO)は、「GDDKiAの対応には失望している。当社は財務の安定性を守るため、あらゆる手段に訴える」と述べ、法的措置を取る姿勢を示した。
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