ハンガリーの製薬大手エージスが15日発表した2013年3月中間決算(10-3月、国際会計基準、未監査)の営業利益は111億4,230万フォリントとなり、前年同期から7.9%減少した。コスト増加が利益を圧迫した。売上高は270億7,300万フォリントと2.8%増加した。最終利益は金融収支の改善が貢献し、前年同期比20.2%増の141億1,620万フォリントに拡大した。
\通期の売上見通しは従来の4~6%増を維持する。国内は5~10%減少する予想だ。
\国内売上高が12%縮小したが、輸出が11%増加して減少を相殺した。主要市場である独立国家共同体(CIS)でユーロ建て売上高が11%、東欧市場で7%拡大した。
\経費面では販売コストが8%、研究開発(R&D)が17%、一般管理費が18%、それぞれ上昇した。
\金融収支は前年同期の10億5,300万フォリントの赤字から2億1,900万フォリントの黒字に転換した。
\3月末現在の負債総額は250億4,300万フォリントで、2012年9月末に比べて14.8%縮小した。(10HUF=4.67JPY)
\