2013/5/22

CIS諸国

EBRD、鉄道車両製造業に融資

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBRD)は10日、スイスの鉄道車両製造大手シュタッドラーとミンスク州政府(MREC)との合弁会社であるシュタッドラー・ミンスクに1,450万ユーロを融資すると発表した。ベラルーシの鉄道車両製造業の成長 […]

欧州復興開発銀行(EBRD)は10日、スイスの鉄道車両製造大手シュタッドラーとミンスク州政府(MREC)との合弁会社であるシュタッドラー・ミンスクに1,450万ユーロを融資すると発表した。ベラルーシの鉄道車両製造業の成長を支援するねらいで、融資期間は最長10年間。西欧企業の対ベラルーシ投資に対しEBRDが融資したのは今回が初めてという。

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シュタッドラー・ミンスクはMRECを少数株主とする合弁会社として、2012年に設立された。元国営電車・トロリーバス製造会社ベルコムンマッシュ(BKM)の資産を引き継ぎ、シュタッドラーが最新技術と製造ノウハウを投入して民間企業として事業再編している。新工場をミンスク市近郊のファニポール自由経済地区に建設するほか、BKMから引き継いだ生産拠点も国際基準に沿って刷新する。

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都市と周辺地域および地方の公共旅客交通網を主要顧客ターゲットとし、特に路面電車やトロリーバスの普及率が高いロシア・CIS諸国への輸出に力を入れる。生産が本格化すれば輸出比率は90%に達すると予測している。すでにロシア鉄道から2階建て車両を受注しており、2014年中の納品開始を目指している。

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ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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