2014/1/15

ロシア

露石化大手シブール、子会社プラスティクを売却

この記事の要約

ロシアの石油化学最大手シブールは12月30日、子会社プラスティク(Plastik)を個人投資家グループに売却したと発表した。売却価格は5億7,500万ルーブル。売却で調達した資金は、特に生産コストが低く物流上の利点が大き […]

ロシアの石油化学最大手シブールは12月30日、子会社プラスティク(Plastik)を個人投資家グループに売却したと発表した。売却価格は5億7,500万ルーブル。売却で調達した資金は、特に生産コストが低く物流上の利点が大きい生産拠点への投資に充てる方針だ。

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プラスティクはトゥーラ州のウズロヴァヤに本社を置く。従業員は1,000人超。年間生産能力はスチレン6万トン、ポリスチレン1万1,000トン、ABS樹脂2万3,000トン、熱硬化性樹脂6,380トンで、自動車部品、家庭用品、パイプ、断面材などの製造も行う。プラスティクとは中期的にスチレンの生産で提携する計画だ。

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プラスティクの事業部門のうちジオシンセティックス(建設用石油化学繊維材料)は、シブールとベンチャーキャピタルグループとの合弁会社として2010年に分離独立しており、引き続きシブール関連会社の位置づけだ。

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(1RUB=3.12JPY)

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