2014/1/15

総合・マクロ

11月のEU失業率10.9%、中東欧は7カ国で改善

この記事の要約

欧州連合(EU)の統計局ユーロスタットが8日発表した11月の失業率は域内28カ国で10.9%、ユーロ圏で12.1%となり、前年同月と比べそれぞれ0.1ポイント、0.3ポイント悪化した。域内失業率は昨年5月以来、ユーロ圏も […]

欧州連合(EU)の統計局ユーロスタットが8日発表した11月の失業率は域内28カ国で10.9%、ユーロ圏で12.1%となり、前年同月と比べそれぞれ0.1ポイント、0.3ポイント悪化した。域内失業率は昨年5月以来、ユーロ圏も昨年11月以来、同じ水準を維持している。

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中東欧11カ国のうち、前年同月比で悪化したのはクロアチア、ルーマニア、スロベニア、ブルガリアの4カ国だった。クロアチアは0.9ポイント増の18.6%で、中東欧諸国では最悪、EU全体でもギリシャとスペインに次いで3番目に高かった。

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一方、下げ幅が大きかったのはラトビア(2ポイント減の12%:2013年第3四半期)、リトアニア(1.7ポイント減の11.3%)、ハンガリー(1.5ポイント減の9.5%:13年10月)だった。

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25歳未満の若年失業率は域内平均で23.6%と、前年同月を0.2ポイント上回った。中東欧ではクロアチアが49.7%で最も深刻だった。

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