2014/1/15

ハンガリー

墺ライフアイゼン増資へ、ハンガリー子会社売却は拒否

この記事の要約

オーストリア金融大手のライフアイゼンバンク・インターナショナル(RBI)が最大45%の増資に向けて準備を開始した。新自己資本比率規制「バーゼル3」の基準を満たす狙い。同時に、現時点ではハンガリー子会社を売却しないことも決 […]

オーストリア金融大手のライフアイゼンバンク・インターナショナル(RBI)が最大45%の増資に向けて準備を開始した。新自己資本比率規制「バーゼル3」の基準を満たす狙い。同時に、現時点ではハンガリー子会社を売却しないことも決定した。

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RBIは、今後6カ月以内に20億~22億5,000万ユーロの資本調達を目指す。これにより資本基盤を強化し、金融危機に当たって受けた国家助成を「近い将来」返済する方針だ。増資により、親会社のライフアイゼン・ツェントラールバンク(RZB)の出資比率は現行の78.5%から大幅に低下する見通しとなっている。新株発行業務はドイツ銀行、USB、ライフアイゼン・ツェントロバンク(RBC)が幹事を務める。

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RBIはこのほか、1年以内に資本性資金の調達も予定している。

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ハンガリー子会社については同国の国有銀行セーチェニー・バンクが買収提案を行ったが、提示価格が低すぎたため、応じないことを決めたもようだ。

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RBIは2013年6月中間期に8,300万ユーロの最終損失を計上。ウクライナ、ハンガリー、スロベニアからの撤退も検討すると発表している。

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