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2014/8/6

CIS諸国

ベラルーシMTZ、南スーダンにトラクター800台出荷

この記事の要約

ベラルーシのトラクター大手ミンスクトラクター工場(MTZ)はこのほど、南スーダンでトラクター「Belarus 80.1」を800台受注した。6月に最初の400台を、7月末までに残り400台を出荷した。7月28日付けのベラ […]

ベラルーシのトラクター大手ミンスクトラクター工場(MTZ)はこのほど、南スーダンでトラクター「Belarus 80.1」を800台受注した。6月に最初の400台を、7月末までに残り400台を出荷した。7月28日付けのベラルーシのBelTA通信(電子版)が同社から得た情報として報じた。

BelTA通信によると、MTZのアフリカ諸国向けの出荷台数は2013年通期が255台で、今年は上半期ですでに前年実績を上回っている。南スーダンとは今後さらに協力関係を強化していく方針で、出荷台数の増加やサービスセンター網を整備する計画があるという。また、スーダンの販売代理店であるMIGアグリカルチュラルとは、今後の販売拡大に向け、現地でのトラクター組み立てや専門知識を持った人材の育成などについて協議しているという。

■ナイジェリア向け輸出も拡大

MTZはナイジェリアへの輸出も強化している。7月末までに111台のトラクターを輸出しており、先ごろ、MTZのトラクターや周辺機器などを展示するショールームも開設したという。

MTZはナイジェリアで年300~1,000台の販売需要があると見込んでいる。同社によると、同国では出力80hpのエンジンを搭載したトラクターの需要が最も多い。