欧州最大の格安航空会社ライアンエアー(アイルランド)は13日、スロバキア・ブラチスラヴァ空港での運航を来年3月から強化すると発表した。2億ドルを投資。2機を常駐させ、現在の15路線にマドリッド線を加えて16路線とする。運航は週60便で、乗客数は年100万人を見込む。ライアンエアーは同空港を2005年から利用している。
ブラチスラヴァ空港は1951年の開港。年260万人の旅客処理能力を持つものの、ここ数年は利用者数が150万人前後にとどまっている。墺ウィーン国際空港との距離が約60キロメートルと近いため、ライアンエアーの今回の決定は同国際空港を拠点とする墺ニキ航空(エア・ベルリン子会社)やオーストリア航空(AUA)の業績に影響をもたらしそうだ。