2015/2/4

CIS諸国

中国‐EU間鉄道貨物輸送、ベラルーシ経由が3倍に

この記事の要約

国営ベラルーシ鉄道(BZD)は先ごろ、中国からベラルーシを経由し欧州連合(EU)を仕向地とする鉄道貨物輸送量が14年に前年比で3倍となる4万600個(20フィートコンテナ換算)に達したと発表した。ドイツ、ポーランド、チェ […]

国営ベラルーシ鉄道(BZD)は先ごろ、中国からベラルーシを経由し欧州連合(EU)を仕向地とする鉄道貨物輸送量が14年に前年比で3倍となる4万600個(20フィートコンテナ換算)に達したと発表した。ドイツ、ポーランド、チェコなど欧州諸国に向かうコンテナ車両による輸送が増加した。

BZDは鉄道貨物輸送におけるコンテナ車両の利用が世界的に増加していることを受け、ロシア、カザフスタン及びベラルーシの鉄道会社が共同で設立した「統一運輸物流会社」(UTLC)やドイツのDHLと協力し、14年5月に中国と欧州間のコンテナ輸送を新たに開始した。同月にはチェコへ中国製品の輸送を行い、6月にはチェコからカザフスタンを仕向地とした韓国ヒュンダイの自動車の輸送が始まった。

BZDの14年の貨物輸送量はコンテナ換算で約19万個。同国を経由するコンテナ輸送路線は現在のところ固定路線のみで25路線に上る。