2015/3/11

ハンガリー

日系企業がハンガリーに投資、日清・ダイヤモンド電機など

この記事の要約

レヴェンテ・マジャル貿易外務省次官は3日、訪問先の東京で日系企業による対ハンガリー投資が3件計画されていることを明らかにした。また、日系企業による過去2年間の対ハンガリー投資額が10億ユーロに上り、4,000人の職場が生 […]

レヴェンテ・マジャル貿易外務省次官は3日、訪問先の東京で日系企業による対ハンガリー投資が3件計画されていることを明らかにした。また、日系企業による過去2年間の対ハンガリー投資額が10億ユーロに上り、4,000人の職場が生まれたことや、ハンガリーの対日食品輸出が昨年1-11月期に70%拡大したことなどを挙げ、両国の経済関係が順調に拡大していると強調した。

日清食品グループはハンガリー中部にあるケチュケメート工場を拡張する。これにより200人の雇用創出が見込まれる。

また、ダイヤモンド電機は北部のエステルゴム工場に数百万ユーロを投資するという。同社は2000年にハンガリー現地子会社を設立し、隣接するマジャール・スズキや、フォードに部品を供給している。

なお、名前は公表しなかったが、日本の自動車関連メーカーが5,000万ユーロを投じる計画もあるという。これにより200人の雇用が生まれる見通し。

ハンガリーに進出している日系企業は149社で、2万5,000人を直接雇用する。日系企業による投資は最新の高付加価値技術と結びついており、質の高い職場を生み出しているという。