2015/9/9

総合・マクロ

トルコとロシアが行動計画に調印、貿易拡大に向け

この記事の要約

トルコ商工会議所連合(TOBB)とロシア産業家企業家連盟(RSPP)は6日、両国間取引の拡大に向けた行動計画に調印した。2020年までに貿易高を1,000億米ドルに引き上げる両国の共同目標に沿うもので、自由貿易協定(FT […]

トルコ商工会議所連合(TOBB)とロシア産業家企業家連盟(RSPP)は6日、両国間取引の拡大に向けた行動計画に調印した。2020年までに貿易高を1,000億米ドルに引き上げる両国の共同目標に沿うもので、自由貿易協定(FTA)締結に向けた布石となる可能性がある。

TOBBのヒサルジュクルオール会頭は、「21世紀に入り経済が軸足を『西から東へ』移しており、ロシアとトルコはその中心にある」と話し、その将来性を強調した。RSPPのショーキン会頭も、ロシアがすでにベトナムとFTAを締結したことに触れ、トルコとも同様の協定が結ばれることに期待感を示した。

トルコとロシアは2013年秋の首脳会談で、両国間の貿易高を1,000億ドルへ拡大する目標で一致した。両国の取引高は1997年の42億ドルから2007年には282億ドル、昨年には312億ドルまで増加している。