2015/12/9

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコ家電販売2位のヴァタン、来年5月の上場を検討

この記事の要約

トルコ第2位の家電小売店であるヴァタン(Vatan)が来年5月の上場を検討している。株式の約20%を売り出す方向で、今週中に最終決定する。ハサン・ヴァタン社長が7日、ブルームバーグ通信とのインタビューで明らかにした。 ヴ […]

トルコ第2位の家電小売店であるヴァタン(Vatan)が来年5月の上場を検討している。株式の約20%を売り出す方向で、今週中に最終決定する。ハサン・ヴァタン社長が7日、ブルームバーグ通信とのインタビューで明らかにした。

ヴァタンはコンピューターや携帯電話、家電を販売する同族企業。創業者の1人であるヴァタン社長によると、同社の売上高成長率は昨年の30%に続き、今年も20%に上る見込みだ。

政治的先行き不透明感から低調だった今年のトルコ証券市場は、来年、活気を取り戻すとみられており、ヴァタンの予告はその予想を裏付けるものと言えそうだ。

トルコ家電流通業界では、年商30億リラ、営業利益(EBITDA)2,840万リラ(約905万ユーロ)のテクノサが首位に立つ。このほか、主な企業として、◇英ディクソンズ・リテール及び仏ダルティからトルコ事業を買収したビメクス◇独メトログループ傘下のメディアマルクト・サターン◇地場系のゴルドなどがある。(1TRY=42.60JPY)