機械

オーストリアの機械メーカー、セルビア新工場が着工

オーストリアの機械メーカー、シーベルはこのほど、セルビア中部のヤゴディナで新工場の建設を開始した。同市当局によると、シーベルは発電所などで使用するアクチュエーターを生産する。完成後の工場面積は1,250平方メートル。当初 […]

クノールブレムゼ―次世代高速鉄道開発で露国鉄と提携―

商用車・鉄道車両用ブレーキ大手の独クノールブレムゼ(ミュンヘン)は6月25日、ロシア国鉄(RZD)、現地エンジニアリング企業ECRT(モスクワ)と次世代高速鉄道の開発に向けて戦略提携すると発表した。まずは高速鉄道車両の部

蘭ヒアと独ドローン企業、独国内の低空域を3Dマップ化

デジタル地図大手のヒア・テクノロジーズは16日、商用ドローンの運用を手掛ける独新興企業フライネックス(Flynex)と共同で、ドイツ国内の空域を3Dマッピングする作業に取り組んでいることを明らかにした。独連邦運輸デジタル

車部品の独フォアヴェルク、セルビア工場が開所

自動車の軸受け部品などを手掛ける独フォアヴェルク・オートテックは16日、セルビア中西部チャチャクで新工場の開所式を行った。ポルシェなどの主要メーカーに部品を供給する。投資規模は5,000万ユーロで、従業員数は現行の186

機械メーカーの8割が22年の売上回復を予想

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は18日、会員企業658社を対象に16~17日の2日間、実施したアンケート調査の結果を発表した。それによると、2022年までに19年の売上水準を回復するとの回答は80%に達した。特に比較的小

チェコ軍需企業オムニポル、軍用航空機メーカーを買収

チェコの軍需企業オムニポルは11日、ハンガリーの実業家アンドラーシュ・トンボル氏と運営する合弁会社を通じて、チェコの軍用航空機メーカー、アエロ・ヴォドホディを買収したと明らかにした。取引額は公表されていない。 合弁会社ア

政府がグリーン水素戦略を策定、輸出産業への育成視野に

二酸化炭素(CO2)を排出せずに生産するグリーンな水素の実用化に向けた「水素戦略」をドイツ政府が10日の閣議で了承した。国内のCO2排出削減を図るとともに、水素の環境に優しい製造から利用に至る全バリューチェーンで世界を主

製造業の4月の延べ就労時間17%減少、自動車ではほぼ半減

ドイツ連邦統計局が15日発表した製造業(従業員数50人以上の企業が捕捉対象)の4月の延べ労働時間(暫定値)は前年同月比で16.9%減少した。新型コロナ危機に伴う操業時間の短縮と工場閉鎖が反映された格好。操短補助金制度の効

「水上家屋」をプリントアウト~チェコ

チェコで今月、3Dプリント・ハウスが初めてお目見えする。建築スタジオ「スクールプト(Scoolpt)」のミハイ・トルパクさんが設計したもので、住宅貯蓄銀行ブジンカ(Burinka)と提携して「プリントアウト」し、水上に浮

4月製造業受注26%減少、下落幅は統計開始後最大に

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が5日発表した4月の製造業新規受注指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比25.8%減(暫定値)となり、下げ幅は前月の15.0%から一段と拡大した。低下率は統計を開始し

4月機械業界受注31%減少

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が4日発表した独業界の4月の新規受注高は前年同月比で実質31%減となり、下げ幅は前月の9%から大幅に拡大した。新型コロナ危機が一段と深まったことが反映された格好。下落率は2008~09年の金

トヨタ・ポーランド、HV対応エンジンの生産拡大

トヨタ自動車のポーランド子会社トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ポーランド(TMMP)は3日、南西部のイェルチ・ラスコヴィツェにある工場でハイブリッド車(HV)対応の新世代1.5リットル3気筒ガソリンエンジンの生

ルフトハンザがDAXから転落

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は4日、採用基準が最も厳しい「プライム・スタンダード」の銘柄入れ替えを発表した。最大手企業30社を対象とする株価指数DAXでは同指数創設来の採用銘柄である航空大手ルフトハンザ

独は仏英に次ぐ欧州3位の投資先に

欧州を対象とする外国直接投資(FDI)の2019年の予告件数は前年比0.9%増の6,412件となり、過去最高となった17年(6,653件)に次ぐ高い水準を記録したことが、監査法人大手アーンスト・アンド・ヤング(EY)の調

輸入物価が09年10月以来の下げ幅に、4月は-7.4%

ドイツ連邦統計局が6月2日発表した4月の輸入物価指数は前年同月比7.4%減となり、2009年10月以来の大きな下げ幅を記録した。前年同月割れは12カ月連続。新型コロナ危機を背景にエネルギーの低下率が前月の41.3%から5

工作機械業界受注、第1四半期は25%減に

独工作機械工業会(VDW)が5月29日発表した独業界の1~3月期(第1四半期)の新規受注高は前年同期を25%下回った。景気の低迷に新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちをかけた格好。ヴィルフリート・シェーファー専務理事は

シーメンス、発電設備部門を9月に上場

独シーメンスは5月26日、発電設備部門の新規株式公開(IPO)を9月28日に実施すると発表した。経営資源を「スマート・インフラ」「デジタル・インダストリー」「モビリティ(鉄道車両)」に絞り込む戦略に基づく措置。7月9日の

独メーカーの6割がI4.0ソフトを利用 AI利用は14%、予知保全や生産改善に期待

製品販売やサプライヤーと顧客のネットワークを目的とするプラットホームを作成した企業、あるいはそうしたプラットホームに参加する企業は88%に達した。

製品・製造データを販売したりそうしたデータに基づくサービスを提供する企業は18%にとどまった。

I4.0絡みで人工知能(AI)を利用している企業は14%と少なかったものの、前年の12%からはやや増加した。

シーメンス―発電設備部門を9月にIPO―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は26日、発電設備部門の新規株式公開(IPO)を9月28日に実施すると発表した。

火力発電設備事業と風力発電設備子会社シーメンス・ガメサを新会社に移管したうえで、IPOを実施するというもので、新会社の過半数株をシーメンス株主に配当として提供する。

シーメンスは今回、自社の株主に新会社の株式55%を提供することを明らかにした。

ティッセン―軍用船子会社がブラジルで造船所買収―

独複合企業ティッセンクルップの軍用船子会社ティッセンクルップ・マリン・システムズ(TKMS)は20日、ブラジルの造船大手アリアンサからオセアナ造船所を取得することで合意したと発表した。

TKMSはブラジル海軍が実施したフリゲート艦4隻の入札に、現地の軍需大手エンブラエル・ディフェンス・セキュリティおよび同子会社エーテックとコンソーシアムを組んで応札し、落札に成功した。

このフリゲート艦をオセアナ造船所で建造する計画で、海軍との契約発効後に、最大800人の従業員を同フリゲート艦プロジェクトに投入する。

シーメンス・ガメサ―世界最大のタービンを開発―

シーメンスの風力発電設備子会社シーメンス・ガメサ(スペイン・ザムディオ)は19日、巨大な洋上風力発電タービンのプロトタイプを来年、完成させると発表した。

出力増大機能を用いると発電容量は15MWに拡大する。

14MWの発電容量は欧州の平均世帯1万8,000軒の年間電力需要を賄える規模。

独ZFのアフターマーケット部門、CDCダンパーのラインナップを拡充

独自動車部品メーカーのZFフリードリヒスハーフェンは12日、「ザックス」ブランドで展開する電子制御CDC(連続可変ダンピングシステム)ダンパーのラインナップを大幅に拡充すると発表した。

アフターマーケット部門を強化する戦略の一環で、従来の高級車向けに加え、中小型車向けのスペアパーツを拡充した。

従来のダンパーシステムは車両への装着時にあらかじめ減衰力が設定されるのに対し、CDCダンパーはドライバーの運転のくせなどに応じて減衰力を瞬時に調整する。

5G設備への中国勢参入に高ハードル、製造元の信頼性調査=法原案

通信インフラを電子的なスパイ活動や破壊工作から守るために設備・部品の認証を義務付けるだけでなく、製造元の信頼性も重視するというもので、華為技術など中国政府の影響下にある通信設備メーカーに対し高い参入障壁を設定する内容だ。

また、通信インフラが破壊されると、経済・政治・社会の機能が麻痺することから、インフラを構成する機器や部品、ソフトウエアの信頼性も欠かせなくなる。

加盟国に対し、参入を希望するメーカーを「技術面と非技術面」の双方からリスク評価するよう要請している。

自動車業界などの状況が一段と悪化、9割以上で生産に支障

同業界の雇用者団体ゲザムトメタルが14日に発表した5月の加盟企業アンケート調査結果によると、新型コロナの影響で生産に支障が出ている企業の割合は91.5%に達し、4月の83.4%から8ポイント以上、増加した。

「(子供の世話や病気による)労働力不足」を生産支障の原因とする回答は前回の36%から16%へと大きく減少した。

操業時間を短縮した企業は60%に達し、前回の43%から増加した。

産業ロボットのファナック、イスタンブールで新修理センター開所

産業ロボット大手のファナック(本社:山梨)がトルコのイスタンブールにある拠点内で新しい修理センターを開所した。

新修理センターの稼働は、トルコにおける修理の基準の底上げにつながるとみている。

欧州ではルクセンブルグでも修理センターを運営する。

第1四半期GDPが11年来の大幅下落に、景気後退入り

19年第4四半期(10~12月)の成長率を0.0%からマイナス0.1%へと下方修正した。

昨年第3四半期(7~9月)の成長率については従来の02%から0.3%へと上方修正した。

同第1四半期と第2四半期(4~6月)はそれぞれ従来と同じ0.5%、マイナス0.2%。

独機械輸出、3月は11%減少

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が18日発表した1-3月期(第1四半期)の機械輸出高は前年同期比6.6%減の419億ユーロへと落ち込んだ。

1月と2月は減少幅が小さかったものの、新型コロナ危機が欧州で本格化した3月に前年同月比で11%減少したことが響いた。

3月のEU向け輸出高は前年同月比で21%以上、後退した。

製造業の被用者が3月は1.3%減少

これに金属製造・加工が3.0%、金属製品と電気設備、機械が各2.3%、自動車・自動車部品が1.8%で続いた。

これに金属製造・加工(5.1%減)、ゴム・樹脂製品(4.9%減)、機械(4.1%減)、金属製品(3.6%減)、電気設備(1.3%減)が続いた。

化学(4.2%増)、食品・飼料(2.2%増)、電算機器/電子・光学製品(0.6%増)は拡大した。

風力風車の距離規制で与党合意、太陽光発電の助成枠は撤廃へ

独与党3党は18日、風力発電風車と住宅地の距離を最低1,000メートルにするとした昨年9月の合意を修正することで合意した。

与党はまた、太陽光発電の助成対象を計52ギガワットに制限するとした2012年導入のルールを撤廃することでも合意した。

今秋にも同上限に到達する見通しだったことから、制限を廃止しないと太陽光発電の新設に急ブレーキがかかる恐れがあった。

3月鉱工業生産9%減少

製造業は11.6%後退した。

建設業は1.8%増加している。

製造が2.4%減少。

シーメンス―「業績の底ばいは6~9カ月続く」=社長―

同日発表した20年1-3月期(第2四半期)決算の産業4部門の営業利益(EBITDA、調整済み)は前年同期比18%減の15億9,200万ユーロへと落ち込んだ。

産業4部門の売上高は横ばいの131億4,900万ユーロで、売上高営業利益率は前年同期の14.7%から12.1%へと低下した。

金融サービス部門と「ポートフォリオ・カンパニーズ(POC)」を含む同社全体の売上高は横ばいの142億2,500万ユーロ、EBITDA(調整済み)は33%減の13億1,600万ユーロだった。

独機械業界が生産予測撤回

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は11日、独業界の今年の生産高が前年比で5%減少するとした3月の予測を取り下げた。

新型コロナ危機が一段と深刻化しているため。

新たな予測は提示していない。

3Dプリンター開発・関連サービス提供 アルメニア

教育用3Dプリンターの開発製造と販売を手掛ける。

3Dプリンター関連事業のほか、国内のIT専門家の不足を解消するための教育プログラムも実施している。

同時に設計データをオープンソース化し、国内の他の3Dプリント事業者も利用できるようにした。

英JLRがフェイスガードの生産拡大、週1.4万個

英高級車メーカーのジャガー・ランドローバー(JLR)は4月28日、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の治療に奮闘する国立病院(NHSトラスト)のスタッフ向けにフェイスガードの生産能力を拡大すると発表した。

JLRは4月初旬からゲイドン工場の3Dプリンターを使ってフェイスガードの製造を開始、全国のNHSトラストに供給してきた。

同社ではフェイスガードのCADデータをオープンソース化し、3Dプリント設備を持つ他の企業が生産できるようにしている。

DMG Mori―営業益半減、4日から全工場を再稼働―

工作機械大手DMG森精機の独子会社DMG Moriが4月28日発表した2020年第1四半期(1~3月)の営業利益は2,500万ユーロとなり、前年同期から半減した。

同社は新型コロナの影響で欧州6工場を一時、閉鎖したものの、5月4日に再稼働した。

クリスティアン・テーネス社長は第2四半期(4~6月)も黒字を計上するとの見通しを明らかにした。

チェコ国鉄が大型調達、電気機関車を最大90両購入

計画によると、供給元と期間8年の枠組み契約を結び、最高時速200キロの交直流電気機関車をまずは50両調達し、40両の追加発注オプションを確保する。

CDは昨年、チェコ、スロバキア、ハンガリー、オーストリア、ドイツ、ポーランドでの運行を目的とした交直流電気機関車60両の調達に関連し、市場調査を実施した。

この結果、国際路線で運行される最高時速230キロの機関車は、今回の調達とは別の手続きを通じて購入することを決めた。

フォスローの機関車事業、中国中車による買収を独カルテル庁が承認

ドイツ連邦カルテル庁は27日、鉄道車両世界最大手の中国中車(CRRC)が鉄道設備大手の独フォスローから入換用機関車子会社フォスロー・ロコモティブズを取得する計画を承認したと発表した。

中国国営企業による欧州企業の買収であることから慎重に調査を行ったが、欧州市場の健全な競争が阻害されることはないと判断した。

一方、CRRCは欧州市場に参入しているものの、これまでに獲得した入換用機関車の受注は少ない。

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