電力・エネルギー

チェコ、原子力エネルギーの固定価格買い取り制度を導入か

チェコ電力最大手で国営のCEZが進めるテメリン原発拡張計画に関連して、同社と政府のプロジェクト監査委員は、英国型の固定価格買い取り制度の導入に積極的な立場を明らかにした。プロジェクトの採算性を確保する狙いで、欧州法上も問 […]

チェコ原発の安全性に疑問

オーストリア・オーバーエースターライヒ州政府のストラスキー原発問題担当委員は1月24日、チェコの原発は不測に事態に対する備えが不十分であるとの見解を示した。 \ ストラスキー委員は、南ボヘミアのテメリンと南モラビアのドコ

ブルガリアのベレネ原発、欧州企業が出資に意欲

ブルガリア国営電力大手NEKが同国北部のベレネで計画している原子力発電所の建設プロジェクトに欧州系企業が出資に意欲を示している。ブルガリア原子力フォーラムのマンチェフ会長がこのほど明らかにした。 \ マンチェフ会長は企業

リトアニアのLNG基地、ノルウェー企業が建設へ

リトアニア国営の石油ターミナル運営会社クライペドス・ナフタ(Klaipedos Nafta)は1月23日、浮体式液化天然ガス(LNG)受入基地(FSRU)の建設業者にノルウェーのHoegh LNGを選定したと発表した。今

ブルガリア議会、フラッキング禁止法案を可決

ブルガリア議会は19日、シェールガスの探査に水圧破砕法(フラッキング)を用いることを禁止する法案を賛成166票、反対6票で可決した。違反した場合は1億レフ(6,600万ユーロ)の罰金を科す。欧州でフラッキングを禁止したの

ガスプロム、欧州向けガス価格を引き下げ

ロシア国営天然ガス企業ガスプロムは、欧州向けの天然ガス卸売価格を引き下げた。欧州経済の先行き不透明感が強まり欧州向け輸出の伸び悩みが予想されることから、値下げで市場シェアの維持を図る。 \ ガスプロムの輸出部門であるガス

ロシア国営ザルベジネフチ、OMVのGS網買収を提案

ロシア国営の石油ガス企業ザルベジネフチは、墺同業OMVがボスニア・ヘルツェゴビナとクロアチアに保有するガソリンスタンド網を買収する方針だ。ザルベジネフチのブルニッチ社長は17日、OMVに買収案を提示したと発表した。 \

2011年生産者物価5.7%上昇、29年来の上げ幅に

ドイツ連邦統計局が20日発表した2011年の生産者物価指数は前年を5.7%上回り、29年来の大きな上げ幅となった。最大の押し上げ要因はエネルギーで、エネルギーを除いたコアの上昇率は3.5%だった。生産者物価は金融・経済危

独エーオン、ロシアでJI事業2件の承認獲得

独エネルギー最大手エーオンは17日、京都議定書に基づく共同実施(JI)事業2件がロシア政府から承認を受けたと発表した。 \ JIは京都議定書に規定される柔軟性措置の一つで、投資先進国が実施先進国で温暖化ガス削減事業を行い

緊急時の停電で大口需要家に補償金、年最大6万ユーロの方向

電力需給がひっ迫し大規模な停電が起こるのを避けるために大口需要家向けの供給を一時的に停止・削減する見返りとして高圧送電網運営事業者が支払う補償金について、ドイツ政府が政令案を準備している。24日付『フランクフルター・アル

ウクライナの電力輸出が拡大

ウクライナの電力輸出は2011年に64億3,300万キロワット時となり、前年から52.5%拡大したことが明らかになった。13日付けのインタファクス通信が、エネルギー省の統計を引用して報じた。 \ 報道によると、ウクライナ

Aurubis AG―非常用発電機を増設、停電対策で―

銅精錬欧州最大手のAurubisは19日、ハンブルク工場の非常用発電機を増設することを明らかにした。国内の高経年化原発が昨年、一気に廃止され、大規模な停電(ブラックアウト)が起こるリスクが高まったことに対応する。銅精錬工

入札・提携情報

<入札・提携情報> 東欧における入札・提携案件をお知らせしています \ \ 入札案件: \ \ N1914  カザフスタン:水力発電所の近代化工事 \ 入札期限:未定 \ 問合せ先:Shardara HPP JSC \

MVV Energie AG―「洋上風速発電はコスト高」=社長―

マンハイム市が出資する第三セクターの電力会社MVV Enrgieが洋上風力発電パークの建設に否定的な立場をとっている。技術的な難関が多く、陸上風力発電に比べ2倍の経費がかかるためだ。ゲオルク・ミュラー社長が経済紙『ハンデ

Siemens

電機大手のSiemensはソーラー事業を原則として内部成長で拡大していく。以前に実施したソーラー企業の買収が業績の足かせ要因となっていることが理由。ソーラー・水力発電部門の統括責任者への取材をもとに19日付『ファイナンシ

Siemens

電機大手の独Siemensが24日発表した2011年10-12月期(第1四半期)暫定決算の最終利益は14億5,700万ユーロとなり、前年同期の17億5,300万ユーロから17%減少した。再生可能エネルギー事業の不振や医療

EV充電インフラシステムでRWEなど6社が協業

RWEやBMWなど独大手企業6社は19日、電気自動車(EV)充電インフラシステムの技術標準化に向けて協業することで基本合意した。充電スタンドの相互ネットワーク化のほか、認証・決済などの機能で共通のプラットフォームを構築。

大規模停電の危機高まる、送電網会社が警告

ドイツ国内で高圧送電網の管理・運営を手がける50Hertz Transmissionのボーリス・シューフト社長は17日、大規模停電の可能性が高まっているとして、強い危機感を表明した。同社の管内にある原発3基のうち2基が廃

独RWE、『ナブッコ』への出資見直しか

独エネルギー最大手RWEが、カスピ海の天然ガスをトルコからオーストリアへ輸送する『ナブッコ』パイプラインプロジェクトへの出資を見直しているもようだ。ドイツ版ウォールストリートジャーナル紙の17日付インタビュー記事で、グロ

エネルガ民営化、株式公開が「最良の選択」=財務相

ポーランドの国営電力大手エネルガがワルシャワ証券取引所に上場する可能性が出てきた。ミコワイ・ブザノフスキ財務相は記者会見で、「政府がエネルガの株式を85%保有する理由は見当たらない」と述べ、株式公開による民営化が「最良の

ハンガリー投資は総額2千億フォリント

スイスのエンジニアリング大手ABBは、ハンガリーのエネルギー・オートメーション事業に対して、過去20年間に2,000億フォリント以上を投資した。ハンガリー子会社のタニャ・バイニオ社長が17日の記者会見で明らかにした。 \

テメリン原発拡張の経済性に疑問符

テメリン原子力発電所の拡張プロジェクトの採算がとれる確率が半分以下であることが、プラハのコンサルティング会社キャンドール・パートナーズ(Candole Partners)が実施した事業性調査で明らかになった。一般の商業プ

微生物によるCO2固定で有力候補発見、高温で活性失わず

独エネルギー大手のRWEと産業バイオ企業のBRAINはこのほど、2年前にスタートした微生物による二酸化炭素(CO2)の固定化・有効利用研究プロジェクトで、高効率なCO2固定能力を持つ候補を絞り込んだと発表した。候補の微生

バウクネヒトの洗濯機工場が太陽電池工場に

独白物家電メーカー・バウクネヒトのショルンドルフ工場が太陽光発電セル工場へと生まれ変わる。太陽光発電モジュールメーカーの独Solar Industries AG(SIAG)と伊MX Holdingの合弁会社Solarce

ロシアとウクライナ、ガス取引で対立

ロシアとウクライナが天然ガス取引をめぐって再び対立している。ウクライナがロシアからの輸入量を270億立方メートルにほぼ半減させる意向であるのに対し、ロシア側は契約に準じた代金支払いを要求している。また、値引きの条件として

バイエルン・ガス、ナブッコ計画への投資を検討

ドイツ南部のガス会社であるバイエルン・ガスが、欧州連合(EU)の後援で進められているパイプラインプロジェクト「ナブッコ計画」への投資を検討している。採算性を検討した上で、年内にも結論を出す予定だ。ハル社長によると、プロジ

バッテンフォール買収手続きが完了

ポーランドの石油・ガス大手PGNiGは11日、スウェーデン電力大手バッテンフォールのポーランド子会社バッテンフォール・ヒート・ポーランド(VHP)の買収手続きが完了したと発表した。買収価格は30億1,670万ズロチで、同

ポーランドから独への電力輸出、48%増

ポーランドの2011年1~11月期におけるドイツへの電力輸出は前年同期から48%拡大した。ポーランドの日刊紙『ジェチュポスポリタ』が12日、エネルギー市場庁から得た情報として伝えた。ドイツは原発廃止を決めたことで、ポーラ

プラハ市がガス供給会社の株式取得か、独エーオンから

チェコのプラハ市が、独エネルギー大手エーオン傘下のガス供給会社Prazska Plynarenskaの買収に意欲を見せている。9日発行の週刊誌『ユーロ』が、市当局関係者の話として報じた。 \ 『ユーロ』誌によると、プラハ

ドイツの脱原発政策、チェコ電力網に負担

チェコの送電事業者CEPSのウラジミール・トソボスキー社長は10日、ドイツの脱原発政策を受けて、チェコ送電網の近代化が必要との見解を示した。ドイツから出力が不安定なグリーン電力が無秩序にチェコの送電網に流されることで、送

2011年インフレ率2.3%へと大幅上昇

ドイツ連邦統計局が12日発表した2011年の消費者物価指数(CPI)は前年比2.3%増となり、08年以来の大幅上昇を記録した。金融・経済危機の影響を受けた09年と10年は上げ幅がそれぞれ0.4%、1.1%にとどまっていた

Eon AG―南米市場参入へ―

エネルギー大手の独Eon(デュッセルドルフ)は11日、ブラジルの同業MPXと戦略提携すると発表した。合弁会社を設立して南米で発電事業を共同展開するほか、MPXの増資を約3億5,000万ユーロで引き受け10%を出資する。将

ポーランド初の原発建設、独で5万人が反対署名

ポーランドで計画されている同国初の原子力発電所の建設をめぐり、独環境自然保護連盟(BUND)などが国内で5万人分の反対書名を集め、4日に在独ポーランド大使館に提出した。同日はEUが定める『戦略的環境評価』に関する異議申立

ブルガリアの再可エネ利用拡大

ブルガリアで再生可能エネルギーの利用が着実に拡大している。EUオブザーバーが昨年末にまとめたところよると、ブルガリアの同年の電力消費量に占める再可エネ比率(推定)は12.9%で、前年の11.6%から拡大。EU加盟27カ国

グルジア、2012年から水力発電所建設を加速

グルジアは今年、17の水力発電所の建設に着手する。これは、『IA Regnum』通信社がグルジアのエネルギー・資源省から得た情報として4日報じたもので、プロジェクト全体の投資規模は35億ドルと見積もられている。最大規模の

RWE

エネルギー大手の独RWEは10日、再生可能エネルギー事業の強化に向け2015年までに総額50億ユーロを投資することを明らかにした。再可エネの発電能力を現在の約2,500メガワットから4,500メガワットへと拡大する。同投

大口需要家向け電力の先物価格が下落

メーカーなど大口需要家向けの電力の先物価格が下落している。ライプチヒ電力取引所EEXのベースロード電力2013年物の価格は3日夜、1メガワット時当たり52.19ユーロとなり、13カ月来の低水準を記録した。 \ 福島原発事

「エーオンとRWEは合併を」=エッティンガー欧州委

欧州連合(EU)のギュンター・エッティンガー欧州委員(エネルギー政策担当、独バーデン・ヴュルテンベルク州元首相)は地方紙『ライニッシェ・ポスト』のインタビューで、独エネルギー2大大手のエーオンとRWEは合併すべきだとの認

燃料電池の反応をナノスケールで観察、性能向上に期待

燃料電池内で起こる物理・化学的な反応過程を原子レベルで観察する技術の開発に、ハイデルベルク大学などの国際研究チームが成功した。開発されたのは、得られたデータを偏微分方程式によって解析・可視化する「電気化学歪み顕微鏡法」(

リトアニア、原発建設で日立・GEと基本合意

リトアニアのエネルギー省は26日、日立と米ゼネラル・エレクトリック(GE)の合弁会社であるGE日立ニュークリア・エナジーとヴィサギナス原発の建設で基本合意したと発表した。同コンソーシアムは今年7月に同国政府から優先交渉権

ロシアでバイオガスへの注目高まる、農業部門を中心に

ロシアでバイオガス発電への注目が高まっている。エネルギー庁(REA)によると、国内ではすでに12施設が稼動し、今年末までにその数は最大40施設に増加する見通しだ。導入の主体は大手農業事業者だが、天然ガス世界最大手のガスプ

2011年インフレ率2.3%に

ドイツ連邦統計局は12月29日、2011年の消費者物価指数は前年比の上昇率(インフレ率)が2.3%になるとの見通しを明らかにした。暖房用と自動車燃料が全体を強く押し上げた格好。欧州中央銀行(ECB)が警戒水準とする2%を

Solar Millennium AG―経営破たん―

太陽熱発電プロジェクト開発の独Solar Millennium(エアランゲン)は12月21日、ヒュルト区裁判所に会社更生手続きの適用を申請した。米国のプロジェクトを売却することで合意したものの支払いがなされていないことな

Sunways AG―中国同業が買収へ―

太陽電池メーカーの独Sunways(コンスタンツ)は12月31日、中国同業のLDK Solarが同社を買収する計画だと発表した。Sunwaysは太陽光発電モジュール価格の急落で業績が悪化しており、身売りを余儀なくされた格

Conergy AG―インバーター子会社をBoschに売却―

経営再建に取り組む太陽電池メーカーのConergy(ハンブルク)は12月21日、インバーター子会社のVlotwerk electronics GmbHを自動車部品大手のBoschに売却することで合意したと発表した。内製比

RWE AG―Gazpromとの合弁交渉打ち切り―

エネルギー大手の独RWE(エッセン)は12月22日、火力発電事業の合弁化に向けて天然ガス大手の露Gazpromと進めてきた独占交渉を打ち切ると発表した。天然ガスの調達コストが相対的に高い一方で、電力料金は低く採算が合わな

EnBW―ポーランド発電所の持分を仏EDFに売却―

エネルギー大手の独EnBW(カールスルーエ)は12月21日、ポーランドの発電所2カ所の持分を同業の仏EDFに3億100万ユーロで売却すると発表した。売却益で再生可能エネルギー事業を強化するほか、発電施設の近代化も実施。ド

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