環境

Evonik Industries AG―カナダで過酸化水素工場を買収―

化学大手の独Evonik(エッセン)は10月27日、フィンランドの同業Kemiraからカナダにある過酸化水素(H2O2)工場を取得すると発表した。H2O2事業を世界的に強化する戦略の一環。H2O2は最終的に水と酸素に分解 […]

Vestas Wind Systems A/S―業績予測引き下げ―

世界最大の風力発電設備メーカーVestas(ラナース)は10月30日、2011年の業績予測を大幅に下方修正した。9月に稼働した独トラーフェミュンデの発電機工場で予定通りに生産が進んでいないためで、売上高を従来予測の70億

サハラ砂漠からの再生電力輸送が加速、来年にも発電所建設へ

北アフリカ、中東に太陽熱などの発電施設を建設し電力を欧州に供給する「デザーテック」プロジェクトが実現に向けて動き出す。同プロジェクトを統括するミュンヘン再保険のエルンスト・ラオホ氏は10月29日付『南ドイツ新聞』に対し、

洋上風力発電、設置・運営でトラブル続き

洋上風力発電パークの需要がドイツで拡大するなか、プロジェクト会社や電力会社はプラントの建設・運営で大きな困難に直面している。周辺諸国よりも厳しい設置環境下でも作業できる支援船の不足に加え、保険規定で波の高さが2メートルを

航空会社のCO2排出規制、米下院が対抗法案可決

米下院は24日の本会議で、国内の航空会社がEUの二酸化炭素(CO2)排出量取引制度(EU-ETS)に参加することを禁止する法案を賛成多数で可決した。EUが国際的な合意を得ずに域外航空会社に温室効果ガス排出規制を適用するこ

ダイオキシン汚染防止の規則案を承認

EU加盟国は21日、食物連鎖獣疫委員会の会合で、食品のダイオキシン汚染防止に向けた規則案を承認した。飼料や食品へのダイオキシン混入を回避するためのより徹底した方策が盛り込まれている。欧州議会と理事会の承認を経て、2012

英国、低公害車の販売が振るわず

英国では今年1月から電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車などの低公害車の購入補助金制度「プラグインカー・グラント(PICG)」が実施されているにもかかわらず、低公害車の販売が低迷している。

Gazprom―独消費者向け市場に参入へ―

天然ガス世界最大手の露Gazprom(モスクワ)がドイツの小規模エネルギー販売会社Envacom Servie GmbHを買収する見通しだ。独で一般消費者向けエネルギー販売市場に参入することが狙い。Envacomの広報担

双日―独で2件目のメガソーラー事業開始―

双日24日は、ベルリンから南100キロのミックスドルフでメガソーラー大規模太陽光IPP(独立発電事業者)事業を開始したと発表した。総事業費は5700万ユーロ(約63億円)。年間発電能力は24メガワットで、ドイツでトップク

ボルボ、「V60」のPHVを来年発売

スウェーデンのボルボ・カーズは、ミドルサイズのスポーツワゴン「V60」をベースに開発したプライグインハイブリッド車(PHV)「V60プラグイン・ハイブリッド」を2012年に発売する。 \ ボルボは2007年にスウェーデン

Siemens AG―ロシア投資強化―

電機大手Siemens(ミュンヘン)のペーター・レッシャー社長は17日モスクワでロシアのプーチン首相と会談し、同国への投資に意欲を示した。現地提携先と共同で今後3年間に計10億ユーロを投資、4,000人の雇用を創出する。

再可エネ助成負担額、来年はほぼ横ばい

50Hertz、Amprionなどの高圧送電網管理・運営大手4社は14日、再生可能エネルギー法(EEG)に基づく再可エネ電力助成負担額が2012年は141億ユーロになるとの試算結果を発表した。この額には前年(11年)の不

COP17で京都議定書延長を容認へ、米中印の枠組み参加条件に

EU加盟国は10日開いた環境相理事会で、2013年以降の温暖化対策の国際的な枠組みについて協議し、12年末に期限が切れる京都議定書の延長を条件付きで支持する方針で一致した。11月末に南アフリカのダーバンで開かれる国連気候

仏レンヌでEV充電スタンドがお目見え

仏ブルターニュ地域圏のレンヌは5日、同地域圏が進めるゼロエミッションモビリティ促進事業「グリーン・ビークル・ブルターニュ」の一環として開設した電気自動車(EV)向けの充電スタンドを公開した。 \ 同市は、30分で80%の

Q-Cells SE―社債償還期限の延長要請へ―

太陽電池大手のQ-Cells(ビターフェルト・ヴォルフェン)は10日、社債保有者に償還期限の延期を求める文書を送付した。資金繰りが悪く、2012年2月28日に期限を迎える社債の償還ができないため。今月25日に社債権者集会

SMA Solar Technology AG―業績に陰り―

ソーラーインバーター世界最大手の独SMA Solar(ニーステタール)の業績に陰りが出てきた。多くの国が太陽電池補助金を削減しているところにユーロ危機が追い打ちをかけ、市場に先行き懸念が広がっているためだ。市場競争の激化

10年の温室効果ガス排出量2.4%増

欧州環境庁(EEA)が7日公表した暫定報告書によると、2010年のEU27カ国における温室効果ガス排出量は前年比2.4%増となり、1990年以降で最も大幅な伸びを記録した。これは深刻な経済危機を受け、域内全体で生産活動が

Siemens AG―新部門「インフラ&シティー」がスタート―

電機大手のSiemens(ミュンヘン)が新部門「インフラ&シティー」を10月1日付で立ち上げた。同部門は都市インフラ需要の高まりをにらんだもので、環境に優しい都市づくりに役立つ技術・サービスを集約。「インダストリー」「エ

独原発の廃炉コストは180億ユーロ以上

ドイツの原発廃止政策に伴う原子炉の解体コストは1基当たり6億7,000万~12億ユーロに上り、国内17原発の合計では180億ユーロを超える――。企業コンサルティング大手Arthur D. Little(ADL)がまとめた

包装材回収大手が大口顧客Lidlとの契約解除

包装材回収システム(デュアルシステム)運営で独市場2位のInterseroh(ケルン)が、ディスカウントストア大手Lidlが展開するプライベートブランド商品の包装材回収業務契約を9月末で解除した。システムただ乗り事業者へ

航空会社への排出枠割り当て発表、無償は8割に

欧州委員会は9月26日、2012年から航空業界に排出量取引制度(EU-ETS)への参加を義務付ける計画について、対象となる航空会社に12年は排出枠の85%、13-20年は82%を無償で割り当てる方針を発表した。残る排出枠

プジョー、EVコンセプト「VELV」を公開

仏プジョーは26日、仏環境エネルギー管理庁(ADEME)が主催したパリのイベント「ADEMEイノベーションフォーラム」で、電気自動車(EV)のコンセプトモデル「VELV」を初公開した。 \ 未来のシティコミューターとして

英Axeon、EV用高エネ密度電池を開発

欧州最大の独立系リチウムイオン電池メーカーである英Axeonは22日、このほど、重量はそのままで電気自動車(EV)の航続距離を従来と比べ35%伸ばすことのできるバッテリーの共同開発に成功したと発表した。 \ Axeonは

Bosch

自動車部品大手の独Boschがソーラーインバーター市場に参入する。すでに開発子会社を立ち上げており、準備ができ次第、量産を開始。世界最大手の独SMA Solarを追撃する。ボッシュの広報担当者などへの取材をもとに27日付

Repower Systems SE―中国事業から撤退―

印Suzlon傘下の独風力タービン大手Repower(ハンブルク)は21日の株主総会で、中国事業からの撤退方針を明らかにした。価格競争が激しく、品質やサービスを重視する同社には採算が合わないと判断したためで、現地工場は来

Siemens AG―ソーラー事業見直しへ―

電機大手のSiemens(ミュンヘン)がソーラー発電設備事業の見直し作業を進める。経営資源を太陽熱発電に絞り込んだこれまでの姿勢を改め、太陽光発電事業への参入を検討する。同社エネルギー部門のミヒャエル・ジュース取締役が2

航空会社の排出規制、業界コストは11億ユーロ

金融情報サービス大手トムソン・ロイターのエネルギー・環境市場関連情報サービス部門ポイントカーボンは19日公表したリポートで、2012年から航空部門がEUの排出量取引制度(EU-ETS)に組み込まれた場合、業界全体で約11

プジョー、ディーゼルハイブリッド「508 RXH」を初公開

仏プジョーは14日、第64回フランクフルトモーターショーで、「508」シリーズの新たなバリエーションであるクロスオーバーモデル「508RXH」を初公開した。ディーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステ

英5大学による低公害車技術に関するプロジェクトが始動

英国で、低公害車テクノロジー開発を促進させるための5大学共同プロジェクトがこのほど発足した。政府の技術戦略委員会(TSB)の支援を受け、バッテリーやスーパーキャパシタの性能向上などを通して、より効率的で安価な低公害車の開

Volkswagen AG―投資額を過去最高に、5年で620億ユーロ―

自動車大手の独Volkswagen(VW、ヴォルフスブルク)は16日、2012~16年を対象とするグループの5カ年投資計画が監査役会で承認されたと発表した。投資規模は過去最高の624億ユーロで、同社は世界で最も経済的で環

Siemens AG―EV部品分野で買収を検討―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)が電気自動車(EV)用の部品分野で買収の機会をうかがっている。ロイター通信が報じたもので、同社の産業部門のジークフリート・ルスヴィルム取締役は戦略的に合致する対象があれば買収する考

独自動車ブランド、CO2削減率最高はポルシェ=独CAR調査

デュースブルク・エッセン大学自動車リサーチセンター(CAR)などは15日、新車の二酸化炭素(CO2)排出量に関する調査結果を発表した。それによると、2011年1-7月期に独国内で販売(新規登録)されたドイツ車の走行1キロ

Nordex SE―ルーマニアで初受注―

風力発電設備大手の独Nordexは12日、ルーマニアで初受注を獲得したことを明らかにした。ポーランドとブルガリアでも需要拡大を見込んでおり、同社は東欧市場に大きな期待をかけている。 \ ルーマニアでは2社から受注を獲得し

核燃料合弁からの撤退、独電力大手2社が検討か

エネルギー大手の独エーオンとRWEの2社が核燃料の濃縮を手がける合弁会社ウレンコから撤退することを検討しているもようだ。『ハンデルスブラット』などが業界筋の情報として報じた。両社はコメントを控えている。 \ ウレンコは英

Conergy AG―生産能力縮小で約200人削減―

経営難の太陽電池メーカーConegy(ハンブルク)は8日、ドイツ東部のフランクフルト・アン・デア・オーダー(ブランデンブルク州)にある工場でソーラーウエハーとセルの生産を中止すると発表した。世界的な供給過剰で価格が下落し

ボルボ・バス、プラグインハイブリッドバスの概要発表

スウェーデンのバス製造大手ボルボ・バスは8月31日、同社がスウェーデン・エネルギー庁などの支援を受けて開発を進めているプラグインハイブリッドバスの概要を明らかにした。 \ プラグインハイブリッドバスは、ボルボ・バスの現行

Daimler AG―EVのコンセプトカーをBASFと開発、IAAで公開へ―

自動車大手のDaimler(シュツットガルト)は1日、電気自動車(EV)のコンセプトカーを化学大手のBASFと共同開発したと発表した。省エネ、樹脂部品の投入により車体軽量化、車内温度管理の効率化などを追求。これらの効果に

スウェーデンがオオカミ猟中止、EUの法的措置を回避

スウェーデン環境保護局はこのほど、昨年から5年間に限って認めるとしていた同国内での冬季のオオカミ猟を来年以降は中止すると発表した。EUによる法的措置を回避するため。 \ スウェーデン議会は2009年10月、野生のオオカミ

オペル「アンペラ」、欧州衝突試験で最高評価

オペルのレンジエクステンダーEV「アンペラ」がこのほど、欧州の代表的な衝突安全テストである欧州自動車アセスメントプログラム(ユーロNCAP)で最高評価の5つ星を獲得した。ユーロNCAPの衝突テストは、乗員保護、歩行者保護

ユーロップカー、プジョーの「iON(イオン)」を提供

レンタカー大手のユーロップカーは8月25日、ロンドンで仏自動車大手プジョーの電気自動車(EV)「iON(イオン)」のレンタルサービスを開始したと発表した。英国のレンタカー市場に同車を投入するのは初めて。 \ ユーロップカ

英ナショナル・グリッド、日産「リーフ」を導入

電気自動車(EV)を社用車に採用することを決めた英国の電力・ガス大手ナショナル・グリッドにこのほど、日産自動車のEV「リーフ」4台が納車された。リース契約で、契約期間は4年、契約走行距離は年間4万マイルとなっている。 \

独E.ON、エコ仕様のフォード「フィエスタ」を導入

独エネルギー大手のE.ONはこのほど、米フォードの「フィエスタ・エコネティック」340台を社用車として導入した。顧客を回るホームアドバイザーの営業車として配備する。 \ フィエスタ・エコネティックは、フォードの主力小型車

Bosch―ボート用などのLi-ion電池開発へ―

自動車部品大手の独Bosch(シュツットガルト)は23日、自動車以外の分野に用いる次世代の高性能リチウムイオン(Li-ion)電池を開発すると発表した。7,500万ユーロを投じて同国東部のアイゼナハに同電池の素材と製造技

Volkswagen AG―風力発電事業に参入―

自動車大手の独Volkswagen(VW、ヴォルフスブルク)が風力発電パーク事業に参入する方向だ。車両生産の二酸化炭素(CO2)排出量を削減できるほか、環境に優しい企業というイメージにもつながるためで、すでに洋上風力発電

Siemens AG―風力発電の統括拠点をハンブルクに移転―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)が風力発電設備事業の統括拠点をデンマーク中部のブランデから独北部のハンブルクに移転する。『ハンブルガー・アーベントブラット』紙が報じ、同社が追認した。 \ Siemensは2004

―印市場でシェア40%目指す―

ソーラーインバーター世界最大手の独SMA Solar(カッセル)は25日、インド市場シェアを2014年までに40%へと高め、同市場最大手になるとの目標を明らかにした。同国では今後、太陽電池の需要が急速に拡大すると見込まれ

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