環境

エストニアが三菱商事に排出権売却、EV普及で協力も

エストニア政府は3日、三菱商事の協力を得て環境に優しい電気自動車(EV)の普及を促進する計画を発表した。同国に割り当てられた温暖化ガス排出枠のうち未消化の排出権1,000万トンを三菱商事に売却。その利益をEVの充電インフ […]

魚類の海中廃棄禁止を提案、漁獲割当て政策転換へ=欧州委

欧州委員会のダマナキ委員(漁業・海事担当)は1日、漁獲割当量を超過した魚類を海中に廃棄することを定めたルールを撤廃する方針を明らかにした。漁獲の際に混じって別の魚種を捕獲した場合でも割当量を超える場合には陸揚げできないた

大気汚染で寿命が2年縮む、EUが最新調査で指摘

欧州の主要都市の大気汚染を改善すれば年1万9,000人の命を救えるうえ、寿命が約2年延びて医療や欠勤による費用を315億ユーロ減らすことができる――。EUの大気汚染に関する最新調査で、こうした結果が明らかになった。 \

エコ電力シェアが17%に

独エネルギー水道産業連合会(BDEW)が2月21日発表した統計によると、2010年の国内総発電量に占めるエコ電力の割合は17%となり前年から1ポイント増大した。発電源の内訳は風力が6.2%、バイオマスが4.7%、水力が3

スウェーデンで低炭素生活プロジェクト開始

スウェーデンの首都ストックホルムで低炭素社会の実現に向けた環境プロジェクト「One Tonne Life」がスタートした。二酸化炭素(CO2)削減につながるあらゆる技術を投入したモデル住宅に家族が実際に生活し、CO2の排

Robert Bosch GmbH―太陽電池子会社を完全傘下へ―

自動車部品大手の独Bosch(シュツットガルト)は2月24日、太陽光発電モジュール子会社aleo solarへの出資比率を従来の69%から82%へと引き上げたと発表した。今後は株式公開買い付け(TOB)を通して完全子会社

Daimler

自動車大手の独Daimlerと仏Renaultが電気自動車分野で役割を分担する。Daimlerのトーマス・ヴェーバー開発担当取締役が地方紙『シュツットガルター・ツァイツぅング』に明らかにしたもので、同社はバッテリーを、R

風力発電の効率改善、自動車技術応用で

ミュンヘン工科大学(TUM)歯車・ギヤ研究所が風力発電の効率を高める新たな技術を開発した。自動車のオートマチックトランスミッションで用いられる遊星歯車機構と、ステアリング安定化技術であるトルクベクタリング(トルク配分制御

6人に1人が過密住居で生活、中東欧で環境劣悪=EU調査

居住人数に対して適正な空間のない過密住居に暮らしている人が、EUでは平均して6人に1人に上ることが統計局ユーロスタットの「住居環境調査」で分かった。 \ 同調査は2009年のデータに基づくもの。これによると、過密住居に住

Solar Millennium AG―世界最大の太陽熱発電所建設を準備―

太陽熱発電の総合企業である独Solar Millennium(エアランゲン)が世界最大の太陽熱発電所を建設する計画だ。現在、必要な資金を確保するために出資者を募っている。クリストフ・ヴォルフ社長への取材をもとに『ファイナ

Solar Fabrik AG―モジュールの製品保証期間を12年に延長―

ソーラー発電モジュールメーカーのSolar Fabrik(フライブルク)はこのほど、2月15日以降に納品するプレミアム・モジュールの製品保証期間を12年に延長すると発表した。15年間の実績と集中的な品質テスト、設置済み発

岩塩鉱跡がエコ電力の新たな蓄電池に

エネルギー大手のRWEを中心とするコンソーシアムが「断熱改良型圧縮空気エネルギー貯蔵技術(AA-CAES)」を利用した世界初の発電試験プラントを建設する。余剰電力で空気を圧縮して貯蔵するとともに、従来方式(CAES)では

オーガニック化粧品需要が急増

化学的な成分を使用しないオーガニック化粧品の需要が急速に拡大している。2010年の独市場規模は7億9,500万ユーロで、前年から11%拡大。9%増となった09年に引き続き、高い伸びを記録した。化粧品市場に占める割合は09

モロッコにソーラー施設建設へ=デザーテック計画

北アフリカ・中東にソーラー・風力発電設備を設置し電力を現地と欧州に供給する「デザーテック」計画で、推進団体のDIIは10日、モロッコにパイロット施設を建設すると発表した。同計画で発電所の建設が決定したのは今回が初めて。ド

Muenchener Rueck―風力発電メーカー向け保険開始―

保険大手のMuenchener Rueck(ミュンヘン)は8日、風力発電設備メーカー向けの保険販売を開始したと発表した。同社によると世界初で、すでに独メーカーFuhrlaenderを顧客として獲得した。Muenchene

Siemens

電機大手の独Siemens大型買収を検討中だ。ヨーゼフ・ケーザー財務担当取締役が英『ファイナンシャル・タイムズ』に対し明らかにしたもので、数十億ユーロ規模を念頭に置いている。対象になるのはスマートグリッドと産業オートメー

エタノール混合ガソリンE10、ドライバーは混乱

エタノールを10%混合したガソリン(E10)の販売が今年から始まったドイツで、消費者の間に混乱が広がっているようだ。独ガソリン販売最大手Aralのシュテファン・ブローク社長は10日の記者会見で「多くのドライバーがマイカー

工場排熱をコンテナで回収

工場排熱をコンテナに蓄えて運び暖房・給湯熱源として有効活用するサービスを、ドルトムントの新興企業LaThermが開始した。エコカイロの蓄熱材として利用される酢酸ナトリウムを充填したタンクを排熱源に取り付けて蓄熱するもので

風力エネ発電能力の新設、洋上が大幅増

欧州風力エネルギー協会(EWEA)はこのほど、EU域内では2010年に洋上風力発電施設の新規発電能力が前年比で51%増加したことを明らかにした。洋上風力発電施設の総生産能力は883メガワットに達した。とくにルーマニア、ポ

農業の大型化進む、平均耕地面積が3年で8%拡大

ドイツの農家の経営規模が大型化している。連邦統計局によると、2010年の耕地面積は一戸平均56ヘクタールとなり、07年の52ヘクタールから8%増加した。農業経営の維持が厳しいほか、農業従事者の高齢化が進んでいることが背景

中東危機、長期化すれば企業戦略に影響

中東・北アフリカ情勢を欧州・ドイツの経済界がかたずを飲んで見守っている。政情不安が長引くと、景気に影響が出るほか、現地プロジェクトや企業戦略の変更も余儀なくされかねないためだ。反政府デモのしわ寄せを受けた企業はすでに当座

Prysmian S.p.A.―蘭DrakaへのTOB成功、世界最大に―

ケーブル大手の伊Prysmian(ミラノ)は4日、蘭同業Drakaに対する株式公開買い付け(TOB)で株式90.4%を確保したと発表した。これにより同社は仏Nexansを抜いて世界最大手となる見通しだ。 \ Drakaは

―同業買収を検討―

欧州最大の産業用酵素メーカーNovozymes(デンマーク・バウスベア)が買収を模索している。製品の幅を広げ、競合の米DuPontなどに対抗する狙い。欧州事業を統括するラールス・ハンゼン氏への取材をもとに4日付『ファイナ

EU排出量取引、独など5カ国で再開

欧州委員会は3日、サイバー攻撃の被害に遭ったことを受けて1月19日から一時停止していた域内排出量取引を4日午前7時(グリニッジ標準時)から一部再開すると発表した。取引に参加するのは英、仏、独、およびオランダ、スロバキアの

―アジアからの調達強化へ―

風力発電設備大手の独Repower(ハンブルク)がアジアメーカーからの部品調達を拡大する意向だ。業績が急速に悪化したことに対応。中国メーカーなどから低価格の部品を仕入れてコストを引き下げ、競争力を向上させる。同社のアンド

風力発電新設が2割減

独風力エネルギー全国連盟(BWE)は1月26日、風力発電タービンの国内新設能力が昨年1,551メガワット(MW)となり、前年から19%減少したと発表した。金融危機の後遺症で建設プロジェクトの資金調達が困難になったほか、設

エタノール10%混合燃料が流通、価格設定に不自然な点も

エタノールを10%混合したガソリン(E10)が市場に出回り始めた。まだ販売していないガソリンスタンドもあるものの、第1四半期中にはほぼすべての店舗で取り扱いが始まる見通しだ。 \ エタノールは穀物やサトウキビなどを原料と

排出量取引の一時停止、当面継続へ

欧州委員会は27日、サイバー攻撃を受けて19日から実施しているEUの温暖化ガス排出量取引の停止を当面継続すると発表した。システムの安全性が確認された加盟国の国内取引のみ、31日から再開を認める。ただし、適切なオンライン・

スウェーデンに警告書送付、オオカミ殺処分めぐり

欧州委員会は27日、スウェーデン政府が野生オオカミの殺処分を進めていることに対して、EU法違反の疑いで法的手続きを開始したと発表した。まず警告書を送付し、説明を求める。 \ スウェーデンでは野生のオオカミが増えて羊やトナ

英政府、低炭素車バッテリーの研究事業を支援

英政府の技術戦略委員会は21日、超低炭素車用バッテリーのリサイクルに関する研究開発プロジェクトに最高7万5,000ポンドの助成金を交付すると発表した。 \ 支援対象となるのは、英国内で実施される費用が10万ポンド以下、期

政府とソーラー業界、助成カットで合意

独連邦環境省と独ソーラー工業連盟(BSW)は20日、ソーラー電力向け助成額(固定買い取り価格)を7月に最大15%引き下げることで合意したと発表した。連邦議会(下院)と連邦参議院(上院)が承認すると成立する。 \ 政府は電

ソーラーフロンティア―ドイツ販売で提携―

昭和シェル石油傘下の太陽電池メーカー、ソーラーフロンティアは21日、太陽光発電システムインテグレーターの独MHH Solartechnik GmbHと販売提携したと発表した。ソーラーフロンティアの次世代型CIS薄膜太陽電

独ソーラー業界、国外事業強化へ

ドイツのソーラー企業が国外への進出を強化している。国内ではソーラー補助金引き下げで普及や投資にブレーキがかかり、市場の縮小が懸念されているためだ。ただ、ソーラー発電を支援する他の国にも補助金削減の動きがあるなど道のりは平

EU排出量取引システムにサイバー攻撃、取引が一停止

EUは19日、域内の排出量取引システムにハッカーが侵入し、複数の加盟国の排出権を盗んでスポット市場で売却していたことが判明したとして、約1週間にわたり取引を停止すると発表した。2005年のシステムの稼働以来、これほど長く

CDM/JIクレジット利用の「質的制限」、13年5月実施へ

EU加盟国の代表で構成する気候変動委員会は21日、京都議定書が規定するクリーン開発メカニズム(CDM)と共同実施(JI)を通じて取得したクレジットをEU排出量取引制度(EU-ETS)で利用する際の規制を強化することで合意

波力発電への関心高まる

化石燃料や原子力に代わる自然エネルギーとして、波の上下運動を利用した波力発電への関心が高まっている。独エネルギー大手エーオンは昨年11月、英オークニー諸島沖でアテニュエーターと呼ばれるタイプの発電装置2基の試験運転を開始

EUの再生可能エネ利用、目標達成の見通し

欧州風力エネルギー協会(EWEA)はこのほど、EU域内では2020年までに、風力および太陽エネルギーによって生産された電力がエネルギー総使用量の20.7%を占めるとの見通しを発表した。また、電力需要の約34%が、風力およ

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