2013年10月9日

乗用車市場なお低迷、新車登録の減少幅縮小は営業日数効果

ドイツの乗用車市場は依然として低迷しているもようだ。9月の新車登録台数は前年同月比の減少率が小幅にとどまったものの、これは比較対象の昨年9月に比べて営業日数が1日多かったためで、実質ベースでは大きく減少した。市場では販促 […]

Outokumpu Oyj―コスト・人員削減を拡大―

フィンランドのステンレス鋼大手Outokumpu(エスポー)は1日、新たなコスト削減計画を発表した。欧州市場が一段と悪化したことを受けた措置で、生産能力を追加縮小。従業員の削減数も従来計画の2,500人から3,500人に

Loewe AG―会社更生手続きが適用に―

経営難の民生家電メーカーLoewe(クローナハ)は1日、自己管理型会社更生手続きの適用申請がコーブルク区裁判所に承認されたと発表した。同社は債権者の制約を受けずに経営再建を進める手続きを7月に同裁判所から承認されていたが

Eon SE―スウェーデンに洋上風力パーク稼働―

エネルギー大手の独Eon(デュッセルドルフ)は1日、バルト海のスウェーデン海域で風力発電パーク「Karehamn」の開所式を行った。同社は再生可能エネルギー発電事業を強化しており、今後も新たな洋上風力発電パークを開設する

Duerr

塗装設備大手の独Duerrは9月30日、2013年の売上高営業利益率(EBITベース)を従来予測の7.0~7.5%から7.5~8.0%へと上方修正した。第3四半期の業績が好調だったため。上半期の同利益率は7.3%だった。

充電ステーションの設置を減速=エネルギー大手RWE

エネルギー大手の独RWEが電気自動車(EV)用充電ステーションの設置のスピードを当初計画よりも緩めている。経済紙『ハンデルスブラット』が7日付で報じたもので、事業担当者は「市場の成長が遅いためだ」と事情を説明した。 \

太陽電池機械・部品業界、上期売上半減

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は7日、太陽電池産業向けに製造装置・部品を供給する独企業の上半期売上高が前年同期比でほぼ半減したと発表した(売上高は非公開)。太陽電池の供給過剰と価格急落を背景に製造装置の需要は2011年半

タブレットPC販売、今年は約60%増加

独情報通信業界連盟(Bitkom)が欧州情報技術観測所(EITO)のデータをもとに7日発表したところによると、ドイツのタブレットPC販売台数は今年800万台となり、昨年の約500万台から59%増加する見通しだ。売上高も5

EU鉄鋼需要は今年も減少

世界鉄鋼協会は7日、欧州連合(EU)の今年の鉄鋼需要が1億3,500万トンとなり、前年比で3.8%減少するとの見通しを明らかにした。減少幅は昨年の9.5%を下回るものの、市場の急速回復は期待できない状況で、独鉄鋼業界団体

中国人の幹部登用、独企業は消極的

販売・サービス市場として中国の重要性が高まるっているにもかかわらず、中国に進出する独企業の多くは現地社員の幹部登用をためらっているようだ。ベルリンのエコノミスト養成機関EWFの調査によると、DAX(ドイツ株価指数)採用銘

実質賃金、第2四半期は±0%に

ドイツ連邦統計局が8日発表した2013年第2四半期の名目賃金指数は前年同月比1.5%増となり、第1四半期(同1.4%増)に引き続き1%台の伸びにとどまった。特別手当の額が少なかったことが響いた格好で、その影響を除いたベー

家庭の暖房費、2年連続で大幅上昇の見通し

家庭の暖房費は昨年に引き続き今年も大きく上昇する。第1四半期の寒波が厳しかったうえ、燃料費も高騰しているためで、独借家人同盟(DMB)は1日、暖房費が10%以上、高くなるとの見通しを示した。 \ 暖房費は昨年、平均9%上

食品の品質や倫理性を重視する消費者が増加

食品を購入する際に品質と持続可能性を重視する消費者が増えている。独食品業界団体BVEと市場調査大手GfKが4日共同発表したアンケート調査結果によると、そうした消費者の数は過去6年間で18%増加した。 \ このタイプの消費

Gerresheimer AG―組織スリム化―

医薬品や化粧品用の包装材メーカーである独Gerresheimer(デュッセルドルフ)は2日の決算発表で組織のスリム化方針を明らかにした。コスト削減と顧客ニーズにより適切に対応できるようにすることが狙い。新年度が始まる12

Nestle S.A.―事業整理へ―

食品大手のNestle(スイス、ヴェヴェイ)は業績不振の事業を整理する意向だ。ポール・ブルケ社長が1日のアナリスト会議で明らかにしたもので、そうした事業は再建するか売却するかのどちらかだとの立場を示した。 \ 対象となる

「マウトを全国道と7.5トン車に拡大を」、州交通相が決議

独16州の交通相は2日の会議で、交通インフラ財源の確保政策案を決議した。老朽化した道路などの修復に年72億ユーロを追加支出するという内容で、財源を確保するためにトラック走行料金(マウト)の適用対象を大幅に拡大することを盛

製造業受注2カ月連続減、国内設備投資は好転

ドイツ連邦経済省が8日発表した2013年8月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比0.3%減となり、2カ月連続で後退した。国内受注は2.2%増えたものの、ドイツを除くユーロ圏とユーロ圏外がそれぞれ

輸出が4カ月連続で減少、8月は前年同月比-5.4%に

ドイツ連邦統計局が8日発表した2013年8月の輸出高は前年同月比5.4%減の853億ユーロとなり、4カ月連続で落ち込んだ。今年に入って前年同月を上回ったのは1月と4月の2カ月だけで、1~8月の輸出高も前年同期比1.1%減

ブラジル向け輸出、08年比35%増に

ドイツ連邦統計局の発表によると、ブラジル向けの昨年の輸出額は117億ユーロで、2008年に比べ35.1%増加した。同国からの輸入額は106億ユーロで、同増加幅は12.0%にとどまる。輸出先国としては上から20番目、輸入先

生産者物価、8月は0.5%減に

ドイツ連邦統計局が4日発表した2013年8月の生産者物価指数(2010年=100)は106.5となり、前年同月を0.5%下回った。非耐久消費財は上げ幅が大きかったものの、エネルギーと中間財の価格が低下。全体が強く押し下げ

欧州中銀が金利据え置き、長期資金供給を示唆

欧州中央銀行(ECB)は2日にパリで開いた定例政策理事会で、ユーロ圏17カ国に適用される最重要政策金利を過去最低水準となっている現行の年0.5%に据え置くことを決めた。金利据え置きは5カ月連続。ドラギ総裁は市場金利の上昇

独東部の協定賃金は西部の97%に

東ドイツ地区の協定賃金の水準は西ドイツ地区の97%に上ることが、労働組合系のハンス・ベックラー財団が1日発表したレポートで明らかにした。東西ドイツ統一直後の1991年は60%にとどまっており、東西格差は大幅に縮小している

Airbus S. A. S.―日航から初受注、A350を31機―

欧州航空大手のAirbus(仏トゥールーズ)は7日、日本航空から中長距離機「A350」31機を受注したと発表した。日航がAirbus機を発注するのは2004年に経営統合した日本エアシステムを除くと今回が初めて。Airbu

Daimler AG―ブラジルで乗用車生産へ―

自動車大手の独Daimler(シュツットガルト)は2日、ブラジルでの乗用車生産計画を発表した。現地需要の拡大を受けた措置で、高額な輸入関税を回避する狙いもある。 \ サンパウロの北西およそ150キロのイラセマポリスに用地

Volkswagen AG―ブラジルで新「Golf」生産へ―

自動車大手の独Volkswagen(VW、ヴォルフスブルク)は新型「Golf(7代目)」をブラジル工場で生産する計画だ。現地法人のトーマス・シュマル社長が4日、明らかにしたもので、南部のパラナ州サン・ジョゼー・ドス・ピニ

Adam Opel AG―PSAとミニバンの共同生産へ―

自動車大手General Motors(GM)の独子会社Opel(リュッセルスハイム)は1日、戦略提携先の仏PSA Peugeot Citroenと共同でミニバンを生産すると発表した。両社は昨年12月、3モデルを共同開発

Robert Bosch GmbH―太陽電池子会社を下期中にも売却―

自動車部品大手Bosch(シュツットガルト)は放出予定の太陽電池子会社Aleo Solarを下半期中にも売却できる見通しだ。広報担当者が8日、明らかにしたもので、売却交渉は進展した段階にあるという。 \ Boschは3月

Solutronic AG―印など国外市場の開拓強化へ―

ソーラーインバーターの開発・販売を手がける独Solutronic(ケンゲン)が国外市場の開拓を強化する。これまで強く依存してきたドイツ市場は太陽電池メーカーの相次ぐ経営破たんを受けて事業の拡大が見込めなくなっているためだ

Hansgrohe SE―アフリカ事業を強化中―

高級水洗金具メーカーの独Hansgrohe(シルタハ)がアフリカ市場の開拓に注力している。4年前に販売事業を買収するなど、これまでに計500万ユーロ以上を投資。現地従業員数は70人に達した。販売とサービス事業を展開してい

BASF SE―農薬部門の売上目標引き上げ、20年に80億ユーロへ―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は2日、農薬部門の売上目標を大幅に引き上げた。新興国で食生活の水準が向上していることを背景に農薬需要が大幅に増えると予想。巨額投資などをテコに2020年までに売上高を昨年の

Merck KGaA―新興国での医薬品販売強化へ―

製薬大手の独Merck(ダルムシュタット)は新興国での医薬品販売を強化する。需要の拡大が見込めるためで、特に同社が強みを持つ不妊薬とがん治療薬分野で注力する意向だ。これまで他社に委託してきた販売を自社販売に切り替える措置

Boehringer Ingelheim Pharma GmbH & Co. KG―米工場閉鎖へ―

独製薬2位のBoehringer Ingelheim(インゲルハイム・アム・ライン)は7日、米オハイオ州ベドホードにある生産子会社Ben Venue Laboratoriesを年末までに清算すると発表した。米食品医薬品局

私用電話中のけが、労災は適用されるか

勤務時間中にけがをした場合、原則として労災が適用される。では私用電話中にけがをしても適用対象となるのだろうか。この問題をめぐる係争でダルムシュタット社会裁判所が9月に判決(訴訟番号:L 3 U 33/11)を下したので、