ドイツ経済ニュース

ルフトハンザが夏季ダイヤ2000便を追加運休

航空大手の独ルフトハンザは13日、7~8月の運休本数を2,000便、拡大することを明らかにした。同社はすでに4,000便弱の運休を明らかにしていることから、約6,000便に増える計算だ。フライト計画を安定的に実行するため […]

オミクロン株対応ワクチン、今秋に接種開始

ドイツ連邦保健省は15日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンの接種を今秋に開始する見通しを明らかにした。少なくとも2種類を提供する。 現在の新型コロナワクチンは武漢で見つかった野生株に基づいて開発された。

ガス最大手が公的支援申請、調達価格高騰で100億ユーロの損失も

独天然ガス輸入最大手のユニパーは8日、公的支援を政府に申請した。調達価格の急騰で資金繰りが悪化したエネルギー企業を国が支援しやすくするための法改正案が議会で成立したことから、速やかに申請を行った。ロベルト・ハーベック経済

ガス管用タービン、カナダがロシアに返還へ

カナダ政府は対ロシア制裁の一環で現在、自国に留め置いているガス管「ノルドストリーム1(NS1)」用のタービンをロシアに引き渡す考えだ。複数の交渉関係者の情報としてロイター通信が7日、報じ、同国政府が追認した。NS1の天然

石炭発電拡大へ、時限措置を議会が承認

予備電源として稼働停止した石炭発電を時限措置として再び利用するための法案が8日、独議会で成立した。ロシアからの供給が大幅に減り国内供給不足懸念が出ている天然ガスの発電向け投入を停止。その穴埋めとして石炭発電を増やす。最大

風力発電設置加速法案が議会で成立

州政府の代表で構成される連邦参議院(上院)は8日、陸上風力発電施設の建設を迅速化するための法案を可決した。同法案はすでに連邦議会(下院)を通過しており、来年1月に施行される見通しだ。 ドイツでは生物種の保護規定や各州が独

原子力と天然ガスを欧州議会がグリーン認定

欧州連合(EU)の欧州議会は6日の本会議で、持続可能な経済活動かどうかを仕分ける「EUタクソノミー」について、原子力と天然ガスを脱炭素化に貢献するグリーンな投資対象と認定する委任規則案に反対する決議案を反対多数で否決した

持続可能な航空燃料の使用義務化、欧州議会が承認

欧州連合(EU)の欧州議会は7日の本会議で、域内の空港に持続可能な航空燃料(SAF)の使用を義務付ける法案を賛成多数で承認した。ただ、欧州委員会の原案に大幅な修正を加えており、今後は欧州委、加盟国との調整が必要となる。

製造業新規受注4カ月ぶり増加、5月は+0.1%に

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した5月の製造業新規受注指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で106.6(暫定値)となり、前月を0.1%上回った。増加は4カ月ぶり。ユーロ圏外からの受注が

鉱工業生産2カ月連続増加、自動車は+5.9%に

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した5月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で97.8(暫定値)となり、前月を0.2%上回った。増加は2カ月連続。同指数はロシアのウクライナ進

医薬品が対露輸出の最大品目に

ドイツからロシアへの医薬品輸出額が5月は2億8,200万ユーロとなり、前年同月を42.4%上回ったことが、独連邦統計局の発表で分かった。制裁の影響で対露輸出総額は50.9%減の11億ユーロに激減したものの、医薬品は制裁の

60歳以上の2回目追加接種をEU当局が勧告

欧州連合(EU)保健当局の欧州疾病予防管理センター(ECDC)と欧州医薬品庁(EMA)は11日、各加盟国の当局に対して、60歳以上の人を対象に新型コロナウイルスワクチンの2回目の追加接種(ブースター接種)を行うよう勧告し

フォルクスワーゲン―自社初の電池セル工場を着工―

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は7日、独北部のザルツギターで車載電池セル工場の定礎式を行った。同工場はVWグループ初のセル生産施設。他の地域で今後、設置するセル工場の青写真と位置付けている。式典に参加したオーラフ

メルセデスベンツ―eラーニングのプラットホーム立ち上げ―

高級乗用車・バン大手の独メルセデスベンツは7日、従業員の再教育をこれまで以上に強化すると発表した。デジタル化の進展と車両の電動化を背景に業務で必要となる知識や技能が大きく変化していることを受けた措置。ザビーネ・コーライゼ

コンチネンタル―ロシア撤退を検討―

タイヤ大手の独コンチネンタルがロシアからの撤退を検討している。同社は6日、「わが社は現在の展開を極めて正確に見守っており、実行可能なあらゆる選択肢を継続的に評価している」と指摘。選択肢のなかに撤退が含まれていることを明ら

BMW―上期販売13%減少、BEVは110%増に―

独BMWが8日発表した上半期のグループ乗用車販売台数は116万443台となり、前年同期を13.3%下回った。ロシアのウクライナ侵攻、中国のロックダウン、半導体不足が響いた格好。電気自動車(BEV)は好調で、110.3%増

メルセデスベンツ―上期販売15%減少―

独乗用車メルセデスベンツが11日発表した主力ブランド「メルセデスベンツ」の上半期の販売台数は98万5,200台となり、前年同期を15%下回った。半導体不足と物流のひっ迫、中国のロックダウンが響いた格好。競合BMWは同期の

コンチネンタル―伝動ベルト製造の米社買収―

自動車部品・ゴム製品大手の独コンチネンタルは7日、伝動ベルト製造の米WCCOベルティングを買収すると発表した。成長が見込まれる農業向けベルト事業を強化する。買収金額など取引の詳細は公表しないことで合意した。 WCCOは1

ティッセンクルップ(鉄鋼)―bpが水素と再生エネを供給―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップは11日、鉄鋼生産の脱炭素化に向け英エネルギー大手bpと長期戦略協業の基本合意を締結したと発表した。ブルー水素とグリーン水素、再生可能エネルギー電力の供給を受け、二酸化炭素(CO2)の

ドイツポス―英小荷物配達事業を強化―

物流大手のドイツポストDHLグループは5日、英国の小荷物配達事業を大幅に強化すると発表した。コロナ禍の発生後、ネット通販市場の拡大が加速し、同国の配達量が2020年初頭からこれまでに40%増えたことを受けた措置。今後も成

ドイツ銀行―インドでIT専門家を大幅拡大―

独銀最大手のドイツ銀行がインドでIT専門家を大幅に増やす意向だ。6日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、ベルント・ロイカート取締役(技術担当)は現地を訪問し、年内にも2,500人を新規採用すると述べた。

コベストロ

化学大手の独コベストロは8日、上海工場でポリウレタン・ディスパージョン(PUD)とエラストマーの生産能力を拡大すると発表した。需要の拡大に対応する。投資額は千万ユーロのケタ台の半ば。ポリウレタン・エラストマー製造施設を2

鉄道輸送の削減をDBが化学業界に要請

鉄道を用いた貨物輸送を削減するようドイツ鉄道(DB)が化学業界に要請している。独化学工業会(VCI)のクリスティアン・クルマン会長(エボニック社長)が6日の記者会見で明らかにした。DBの貨物輸送子会社DBカーゴから数日前

機械業界が中国のゼロコロナ政策を批判

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は7日、新型コロナウイルスの感染を封じ込めるため中国政府が取っている極端に厳しい「ゼロコロナ政策」を受け、対中貿易・投資が極めて困難になっているとの声明を発表した。無期限かつ長期の隔離義務、

機械業界の先行き見通し悪化

Ifo経済研究所が8日発表した独機械業界の6月の期待指数(今後6カ月の見通しを示す)はマイナス23.3ポイント(DI)となり、前月のマイナス17.9ポイントから一段と悪化した。サプライチェーンひっ迫のほか、ロシアのウクラ

電機業界の景況感4カ月ぶりに好転、5月受注は+23%

独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した6月の業界景況感指数(DI)は20.3ポイントとなり、前月の15.7ポイントから上昇した。同指数の好転は4カ月ぶり。現状判断を示す指数が45.4ポイントから50.5ポイント、今後

5月のスタンド売上、2月比で実質12%減少

独立系ガソリンスタンドの5月の売上高が価格・営業日数・季節調整後の実質で2月を11.7%下回ったことが、ドイツ連邦統計局の発表で分かった。燃料価格の高騰を受けて消費者が購入を控えたことが反映されている。販売量は11.7%

IGメタルが8%ベア要求を決定

独金属労組IGメタルは11日、9月に始まる電機・自動車・機械業界の労使交渉で8%の賃上げを要求することを正式決定した。現在の高インフレが賃金物価スパイラルに発展することを警戒する政府は大幅なベースアップの見合わせを求めて

上期消費電力の約半分は再生エネ

ドイツの上半期の電力消費量2,810億キロワット時(kWh)に占める再生可能エネルギーの割合は約49%(暫定値)に上ったことが、バーデン・ヴュルテンベルク太陽エネルギー・水素研究センター(ZSW)と独エネルギー水道産業連

料理宅配でカルテルか、欧州委が2社に立ち入り調査

欧州連合(EU)の欧州委員会は6日、オンラインで料理などの注文を受けて宅配するオンライン・フードデリバリー市場で、複数の域内企業がカルテルなどEU競争法に違反している疑いがあるとして立ち入り調査を実施したと発表した。対象

6月はインフレ率がやや低下、政府の時限措置効果で

ドイツ連邦統計局が6月29日発表した同月の消費者物価指数(暫定値)は前年同月比7.6%増となり、これまでに引き続き大幅に上昇したものの、上げ幅は前月の7.9%からやや縮小した。インフレ率の低下は5カ月ぶり。物価高騰対策で

失業者が大幅増加、ウクライナ難民の急増で

ドイツ連邦雇用庁(BA)が6月30日発表した同月の失業者数は236万3,000人となり、前月を10万3,000人上回った。ロシアの軍事侵攻を受けているウクライナからの難民の多くが求職活動を開始し失業者として登録されたこと

公的健保の保険料率、来年は0.3%上昇

ドイツのカール・ラウターバッハ保健相は6月28日、公的健康保険の追加保険料率が来年、平均で0.3%上昇することを明らかした。公的健保の赤字が過去最大の170億ユーロに膨らむと見込まれることから、料率を引き上げ、48億~5

7月1日付けの法令改正

・公的年金の支給額上昇。西部地区で5.35%、東部地区で6.12% ・操短手当の特例ルール、ウクライナ戦争を受けて9月末まで延長。被用者の10%が操短の対象となれば支給 ・最低賃金上昇。1時間当たり9.82ユーロから10

BASF―世界最大のヒートポンプを本社工場に設置―

化学大手のBASFは1日、エンジン大手のMANエナジー・ソリューションズと戦略協業合意したと発表した。西南ドイツのルートヴィヒスハーフェンにある本社工場にMANエナジー開発の世界最大のヒートポンプを設置。温室効果ガスの排

アルガイヤー―中国企業が買収―

自動車や機械向けのプレス部品を製造する独アルガイヤー・グループは4日、中国の自動車部品メーカー、ウエストロン・グループが同社を子会社化したと発表した。ウエストロンはオーナーのフント家から株式88.9%を取得した。取引金額

ヴィテスコ

パワートレイン大手のヴィテスコは6月29日、ドイツ南部のニュルンベルク工場で従業員(計1,160人)のおよそ70%に当たる800人を整理することを明らかにした。人件費の高いドイツで同工場を存続させるためにはオートメーショ

現代・起亜などに立ち入り調査、排ガス不正容疑で

韓国の現代自動車と同子会社の起亜自動車、および米サプライヤー大手ボルグワーナーの事務所を対象にドイツとルクセンブルクの検察当局が6月28日、それぞれ立ち入り調査を実施した。現代と起亜のディーゼル車に違法な排ガス制御ソフト

製造業の材料・部品不足、年内解消見通しの業界なし

製造業のサプライチェーンひっ迫は当面、続く見通しだ。Ifo経済研究所が独メーカーを対象とする6月のアンケート調査結果をもとに29日発表したところによると、「材料・部品不足が今後、どの程度の期間、続くと思いますか」との質問

ガソリン2.8ユーロで50%超が運転見合わせ

ガソリンの価格が1リットル当たり2.80ユーロに達するとドイツのドライバーの50%超が運転を見合わせざるを得なくなることが、自動車部品大手コンチネンタルのアンケート調査で分かった。エネルギーを含む物価の高騰を背景に移動費

ガス消費量が大幅減少、5月は-35%

独エネルギー水道産業連合会(BDEW)は6月30日、天然ガスの1~5月の国内消費量が前年同期比14.3%減の4,600億キロワット時(kWh)へと大幅に減少したことを明らかにした。比較対象の2021年に比べ春が温暖で暖房

新車登録の低迷続く、6月は-18%

ドイツ連邦陸運局(KBA)が5日発表した6月の乗用車新車登録台数は前年同月比18.1%減の22万4,558台となり、下げ幅は前月(10.2%)を大きく上回った。減少は4カ月連続。半導体不足による生産低迷がこれまでに引き続

機械受注5月は13%増加

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した同国の5月の機械新規受注高は前年同月を実質13%上回った。増加は3カ月ぶり。比較対象の2021年5月は受注水準が極めて低かったことからその反動で増加幅が膨らんだ。大型受注もプラ

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