独機械・設備メーカーのIBS Industriebarrieren GmbHが独南東部のプラオエンにある印刷機械大手Manrolandの元工場を買収する。Manrolandの管財人SchneiderGeiwitz&Partnerが17日明らかにした。
\Manrolandは2011年11月に倒産。アウグスブルク工場は独中堅企業のPossehlグループが買収し、オッフェンバッハの枚葉印刷機工場も経営陣が外部の投資家と共同で取得した。部品生産を手がけるプラオエン工場は買い手がつかず、閉鎖されていた。
\IBSはアウグスブルク近郊のティーアハウプテンに本社を置く中堅企業で、浸水防止装置などを生産している。従業員数は175人。プラオエンの東南およそ50キロのロタヴァ(チェコ)に工場を持つため、プラオエン工場の買収は相乗効果が期待できるとしている。
\同工場ではまず、様々な業界向けに受託生産を実施。中期的には航空宇宙、工作機械、建設機械向けの製品を生産する予定だ。まずは75人を雇用し、年末までに最低150人に拡大する。
\